MF香川真司の離脱によりイラク戦ではだれが10番をつけるのか

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 13日のW杯アジア最終予選・イラク戦に向けてイラン・テヘランで調整中の日本代表はMF香川真司の負傷離脱に伴い、中盤の再構成を余儀なくされている。それと同時に注目されるのが香川に代わる背番号10だ。イラン遠征には24選手が帯同しており、イラク戦には23人がベンチ入り可能だが、W杯予選は1〜23の通し番号となるため、だれかが10番をつけることになる。

 香川が日本代表で初めて10番を背負ったのは11年1月にカタールで開催されたアジア杯。それ以降、香川が不在だった国際Aマッチは15試合あるが、そのうち香川が直前に離脱したため22人以下で臨んだ11年1月29日のアジア杯決勝・オーストラリア戦(ドーハ)、12年9月11日のブラジルW杯アジア最終予選・イラク戦(埼玉)、14年10月14日の国際親善試合・ブラジル戦(シンガポール)のほか、通し番号ではなかった13年7月の東アジア杯(韓国)は10番が空き番号だった。

 11年以降、香川以外で背番号10をつけたのは5人。11年6月のキリン杯2試合はMF家長昭博、12年2月24日のキリンチャレンジ杯・アイスランド戦(長居)はMF藤本淳吾、同年11年14日のブラジルW杯アジア最終予選・オマーン戦(マスカット)はFW乾貴士、14年9月のキリンチャレンジ杯2試合はMF森岡亮太、15年8月の東アジア杯(中国)はFW興梠慎三が10番だった。

 今回の代表メンバーでは唯一、乾が10番をつけたことがあるが、7日のシリア戦(1-1)は11番だった。“玉突き”で番号を変更するのか、シリア戦で24番だったMF井手口陽介、あるいは25番だったMF加藤恒平を単純に“繰り上げる”のか――。イラク戦のスタメン発表では背番号も注目される。

▼11年アジア杯以降に香川以外で10番を付けた選手

MF家長昭博:11年6月キリン杯

MF藤本淳吾:12年2月アイスランド戦

MF乾貴士:12年11月オマーン戦

MF森岡亮太:14年9月キリンチャレンジ杯

FW興梠慎三:15年8月東アジア杯

(取材・文 西山紘平)


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