看見台湾II(画像は『台灣阿布電影 2017年6月8日公開 YouTube「《看見台灣II》4K宣傳片−2019壯闊呈現」』のサムネイル)

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10日午前11時56分頃、台湾・花蓮県で空中撮影を行っていたヘリコプターが豊浜郷の長虹橋付近に墜落する事故が起き、3名が死亡した。ヘリコプターを所有する凌天航空によれば、乗っていたのはドキュメンタリー映画『看見台湾』(邦題:天空からの招待状)の続編を撮影していたチー・ポーリン監督と助手、パイロットだという。『蘋果日報』など多くのメディアが伝えている。

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交通部民航局によれば、墜落したヘリコプターは15年以上前に導入されたもので、今年4月に定期検査を終えていた。この日は午前10時に空中撮影を開始し、離陸後は30分に一度連絡を取っていたという。

凌天航空業務処の黄為君処長は、記者会見の会場で深く頭を下げ「当時の天候は良好で、飛行していた高度500フィートも適正範囲内だった。飛行ルートは監督が決めたもので、海岸に沿って南下する予定だった。事故の詳しい原因についてはこれから調査する」と語った。

『看見台湾』は、台湾の国道新建工程局の職員として航空写真を撮り続けてきたチー・ポーリン監督が、台湾のドキュメンタリー映画史上最高の製作費3億3500万円を投じ、全編空撮で台湾の今を見つめた作品だ。台湾の自然の美を映し出す一方、深刻な環境問題を浮き彫りにし、多くの観衆の心を捉えた。2013年の金馬賞でドキュメンタリー最優秀賞を受賞、上映は3か月以上のロングランとなり、興行収入は6億7000万円に達した。

今月8日に制作が発表された続編では、空中撮影だけでなく海底にも潜り、台湾の海洋のゴミ問題や生態を取り上げたいとしていた。また続編のプロモーションビデオでは、日本や海外にも視野を広げ、海と空でつながる世界の問題は台湾にとって他人事ではないと警鐘を鳴らしており、ファンからは期待の声が集まっていたところだった。

画像は『台灣阿布電影 2017年6月8日公開 YouTube「《看見台灣II》4K宣傳片-2019壯闊呈現」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)