母親、1歳娘にヘビとの戯れを強要(画像は『10News WTSP 2017年6月6日付「Highlands Co. woman let snake bite toddler, deputies say」』のスクリーンショット)

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自然豊かで大小さまざまな野生動物と遭遇する機会が多い米フロリダ州。そこに暮らす以上、大人たちはワニやヘビといった危険をはらむ動物にどう対処すべきかを、わが子に徐々に学ばせて行かなければならない。だがそれを1歳児に教えるというのはいかがなものか。このほど、幼い我が子にヘビを近づけ、噛みつかれ大泣きするその姿を笑いながら撮影、動画をFacebookに投稿した母親のニュースが飛び込んできた。

フロリダ州のメディア『10News WTSP』が伝えたところによると、問題の母親はハイランズ郡に暮らすチャーテル・ギーテット・セント・ローレント(34)。自宅前の道路端で発見した体長35.5cmの赤みがかったヘビを捕まえると、ケースに入れてベビーチェアに座っている1歳のわが娘のもとへ。当然ながら興味本位で手を伸ばした赤ちゃんに対し、ヘビは身をひるがえしながらその小さな指に噛みついた。大泣きする赤ちゃんの様子をチャーテルは時に大笑いしながら携帯電話で撮影してFacebookに投稿。ハイランズ郡保安官事務所に動画に関する通報が舞い込んだという。

事情聴取には「ヘビという爬虫類の生き物がいることを娘に教え、咬ませ、大切なことを教えたかった。そのヘビの歯はごく小さく、毒もなく安全でわが子は何ら怪我を負っていない」と答えたチャーテル。しかし毒を持っていることもあるヘビとのふれあいを1歳児に強要し、笑いながら撮影という行為は虐待の可能性もある。宣誓供述書によればチャーテルは「私自身も幼い頃からヘビなどを捕まえ、爬虫類と触れ合いながら成長した。怖い毒ヘビに遭遇したこともあり、娘にもそのことを教えたかった」と主張しているもよう。現在、州検事局当局が刑事告訴するかどうかを検討中である。

画像は『10News WTSP 2017年6月6日付「Highlands Co. woman let snake bite toddler, deputies say」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)