5日、日本旅行に訪れた中国人観光客が、日本で食べたすき焼きがいかにおいしかったか、その感動を旅行記につづっている。

写真拡大

2017年6月5日、日本旅行に訪れた中国人観光客がこのほど、日本で食べたすき焼きがいかにおいしかったか、その感動を旅行記につづっている。

【その他の写真】

日本の第一印象は「魔女の宅急便」からきている。一番印象深いのが、主人公の男の子が自作の飛行機に魔女を乗せて海辺の道路を走る場面だ。小さな町から海辺へ行く道でカーブを曲がると、大海原が目の前に広がる。このシーンは小さなときからずっと内陸で育った私を強く引きつけるものだった。きっとこの時から、日本の海への憧れが始まったのだと思う。

もう少し大きくなってからは、日本のドラマや映画にも触れるようになり、日本文化に対する理解がさらに深まった。日本ドラマの登場人物は、いつでも活力と生活に対する情熱に溢れており、日本ドラマが宣伝する「努力さえすれば報われる」という考えも活力を満たしてくれる。この時から、ぜひとも日本へ行って見てみたいという考えが生まれた。

私たちはまず新宿高島屋にあるレストランで食事をした。着いたのは午後4時で、空席もあるようだったが、店員は私たちを店の外で座って待たせた。だいたい15分ほどしてから中に入ったが、その時ようやくどういうことかが分かった。日本は本当に「サービス」という言葉を極限まで体現しているのだ。店員が少ないため、客が十分なサービスを受けられるよう、テーブルが埋まっていなくても客の人数を制限していたのだ。

注文時にウエイターが、何かアレルギーがないかを聞いてきた。私たち2人は英語があまり上手ではなかったので、何を言っているか分からずボーっとしていると、ウエイターは身振り手振りで伝えてくれようやく理解できた。ボディランゲージは世界共通の言語だ。

私たちは2人ともすき焼きを注文した。前菜は豆腐、キャベツとたこのあえ物、それにトマトスープだ。前菜はすべて一つの料理を食べ終わると次が出てきて、それにお冷がついてきた。すき焼きが出てくる時になって熱いお茶に変わった。

店員が最初の肉を焼いてくれたが、まず鍋の底に水としょうゆを少し入れ、半焼きにする。薄い牛肉はすぐに火が通り、その肉をかき混ぜた生卵の中に入れる。日本の生卵が、もともと柔らかい肉にさらにバターのような芳醇(ほうじゅん)な食感を添えてくれる。口の中に滑り込むかのように入ると、一口一口がまるで極楽のようだ。普段中国ではご飯を1杯すら食べられない私でも食が進み、今日は足りないくらいだ。

野菜と肉が煮えた後、新しい卵とごはんを手に取り、すき焼き鍋の中で半熟にしてご飯にかけると、やわらかな生卵に香り豊かなご飯となり、2杯目も完食。さらに、以前日本ドラマの中で見た生卵をご飯にかけて食べる方法を試してみた。卵は少しも生臭くなかったが、口当たりがちょっと悪くて言葉ではうまく言い表せない。やはりこれには慣れない。

すき焼き鍋が下がった後、新しいお茶と抹茶アイスが出てきた。ここではお茶の交換は、お茶を足すのではなく湯飲みごと新しく変える。いったい1日にどれだけの湯飲みを洗うのだろう?デザートは甘いたれをかけた苦みのある抹茶アイスで、今回の食事は大満足だ。最後に2人で合計1万7280円を支払った。(翻訳・編集/山中)