カザフスタンの首都アスタナで開催された上海協力機構で、首脳会議の記念撮影に臨むパキスタンのナワズ・シャリフ首相(左)、インドのナレンドラ・モディ首相(中央)ら(2017年6月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】カシミール(Kashmir)地方の領有権をめぐり対立しているインドとパキスタンが9日、中国とロシアが主導する安全保障会議「上海協力機構(SCO)」に正式に加盟した。カザフスタンの首都アスタナ(Astana)で開かれた年次首脳会議で、両国の加盟が承認された。

 中国とロシア、中央アジアのキルギス、カザフスタン、タジキスタンが加盟している上海協力機構の8日の開会式では、インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相とパキスタンのナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)首相が握手しあいさつを交わしたと報じられた。ただし、インド政府は、二国間の公式な首脳会談は予定されていないとしている。

 モディ首相は9日、インドの加盟は「上海協力機構の歩みにおいて画期的な瞬間だ」とたたえ、「建設的かつ積極的な役割」を果たしていくと誓った。

 シャリフ首相は、上海協力機構の創設メンバーが、パキスタンのSCO加盟に「揺るぎない支持」を示してくれたと感謝。その上で、同機構は「地域の安定の要だ」とたたえた。

 カシミール地方では、1947年の英国の植民地からの独立以降、インドとパキスタンによる領有権争いが続いている。インドはパキスタンがカシミールに武装組織を送っていると非難。パキスタンはこれを否定し、インドからの独立を求めるカシミールの人々のために外交的支援をしているだけだと主張している。
【翻訳編集】AFPBB News