中国・北京のインターネットカフェでコンピューターを使用する男性(2017年6月1日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】中国当局は複数の有名人ゴシップサイトが、今月施行されたサイバーセキュリティー法に抵触しているとして取り締まるとともに、インターネット関連の企業に対しては「大衆の低俗な嗜好(しこう)に応える」のをやめるよう命じた。

 今月1日に施行されたサイバーセキュリティー法は、主にネットワークや個人情報の保護を目的としているが、さまざまな情報の公開についても禁じている。

 当局によれば、中国の富裕層や有名人に関するニュースやパパラッチが撮影した写真を掲載していたソーシャルメディアのアカウント少なくとも60件が、取り締まりを受けて停止された。

 また当局は、IT・ネットサービス企業テンセント(Tencent)やネット検索大手の百度(Baidu)などを含む大手インターネット企業に対し、「社会主義の方向性に奉仕し、世論を正しく導く」ために新法の条項に従うよう要請。今月7日に当局が発表した声明は、インターネット企業は「有名人のセックススキャンダルや豪勢な暮らしぶりを面白おかしく潤色するのを防ぐための効果的な対策を取り、大衆の低俗な嗜好に応えるのをやめる」べきだとしている。

 中国は世界の中でもウェブコンテンツに対する管理が厳しい国の一つで、「万里のファイアウオール(Great Firewall of China)」と呼ばれる閲覧規制を敷いており、現国家主席の習近平(Xi Jinping)氏が2012年に事実上、権力を握ってからは表現の自由に対する規制も厳しくなってきている。
【翻訳編集】AFPBB News