ラファエル・ナダル【写真:Getty Images】

写真拡大

全仏全戦ストレート勝ち、過去決勝9戦全勝…歴史的快進撃で「ラ・デシマ」へ

 男子テニスの世界ランキング4位、ラファエル・ナダル(スペイン)が全仏オープン準決勝で同7位、ドミニク・ティエム(オーストリア)に6-3、6-4、6?0で圧巻のストレート勝ち。決勝では、同1位のアンディ・マレー(英国)を撃破した同3位のスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦。赤土の帝王は、史上初の大会10度目の優勝と今季3度目の「ラ・デシマ(スペイン語で10度目の意)」に挑む。ATPワールドツアー公式サイトは、ナダルの歴史的な快進撃をデータから分析している。

 ナダルは前哨戦となったBNLイタリア国際準々決勝で苦杯を舐めたティエムに対し、完璧に借りを返した。

 記事では「今季唯一のクレーコートでの敗北に対する復讐を果たし、自身10度目のローラン・ギャロスの決勝に進出した」とレポート。「スペイン人はローラン・ギャロスで最多10度目の優勝と今季3度目のラ・デシマに挑む」と紹介されている。

「ラ・デシマ」とは、ナダルの母国スペインの誇るサッカーの名門レアル・マドリードが2014-15年にUEFAチャンピオンズリーグ史上初の10度目の優勝を果たした際に有名になった偉業だ。

グランドスラム史上2番目の「29」…ナダルの今大会の強さを物語る数字の意味

 ナダルは今季すでにモンテカルロ、バルセロナとレーコートでの戦いで、それぞれ自身10度目の優勝を達成。そして、クレーコートの最高峰に位置する全仏でも前人未踏の高みに挑もうとしている。

 今大会の決勝までの歩みも、すでにテニス史に残る強さを見せつけている。

 公式サイトによると、決勝進出時点で失ったゲーム数は「29」。これは、グランドスラム史上2番目に少ないゲーム数で、スウェーデンのレジェンド、ビヨン・ボルグが1978年の全仏オープンの決勝進出時点でマークした「27」に次ぐものだ。

 そして、ナダルは今大会1セットも失っておらず、全試合ストレート勝ちの“完全優勝”に王手。さらに、過去の全仏決勝は9戦全勝と圧倒的な強さを誇っている。

 数字が物語るナダルの強さ。決勝では、難敵ワウリンカを下し、栄光のラ・デシマへ。データも赤土の帝王を後押ししている。