ルーマニア・ザルネシュティ市近郊にあるクマ保護区「リベアティ」で暮らすクマ(2015年6月26日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】吸血鬼のモデルとなった君主が15世紀に建てたルーマニアの城に恐ろしい伝説をものともせずにたどり着いた観光客たちが子グマを連れた母グマに追い払われる羽目になった。

 ルーマニア当局によれば、1480段の石段を上ってポエナリ城(Poenari Castle)に着いた観光客らが、3頭の子グマを連れた母グマと鉢合わせになったという。

 地元当局は「環境省から、4頭のクマを捕獲して別の場所に移送する許可を受けた」と発表したが、移送先はまだ決まっていないという。

 ポエナリ城を建てたのは、串刺し公(Vlad the Impaler)の名前でも知られたヴラド公(Prince Vlad)。ヴラド公は、その残酷さから1897年に刊行されたアイルランド人作家ブラム・ストーカー(Bram Stoker)の有名な小説「吸血鬼ドラキュラ(Dracula)」のモデルにもなった。もっとも、トランシルバニア(Transylvania)地方にありドラキュラ城として知られる「ブラン城(Bran Castle)」の方が観光客の人気は高い。

 欧州のヒグマのうち約60%がルーマニアに生息している。警察は、ポエナリ城にクマが現れたのは、観光客が食べ物を放置したせいだとしている。
【翻訳編集】AFPBB News