ドイツ・ビッテンブルクのピザ工場で冷凍ピザにパイナップルを載せる従業員ら。dpa提供(2015年12月8日撮影、資料写真)。(c)dpa-Zentralbild/Jens Btner

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【AFP=時事】世界的に人気が高いが論争も呼んできたハワイアンピザを考案したカナダのギリシャ系移民、サム・パノプロス(Sam Panopoulos)さんが死去した。83歳だった。死亡記事によると、8日に病院で突然亡くなったという。妻との結婚50周年を祝って間もなくのことだった。

 兄弟3人でレストラン経営に成功し複数の店舗を構えていたパノプロスさんは、今から50年以上前の1962年、オンタリオ(Ontario)州チャタム(Chatham)市の自身のレストラン「サテライト・レストラン(Satellite Restaurant)」で缶詰のパイナップルとハムを載せたピザを考案して歴史に名を刻んだ。面白半分で考案したこのピザは、ハワイアンという名前ですぐに世界中に広まった。

 今年2月、ハワイアンピザはアイスランドのグスニ・ヨハネソン(Guoni Johannesson)大統領から嘲笑されたことがあった。同大統領は、ピザにパイナップルを載せることには根本的に反対だとし、法律で禁止すべきだと述べた。

 パノプロス氏は公営カナダ放送協会(CBC)で自身の考案したピザを擁護。「(ハワイアンピザを)最初に思いついた時は別に特別なものでもなんでもなかった。オーブンで焼くパンの一つにすぎなかった」と語った。「最初はそれが好きな人なんて一人もいなかった。でもその後、ものすごく人気が出た。当時は甘いものと酸っぱいものとか、色々なものをまぜてみる人はいなかったから」

 それからすぐにほかの人たちがサーモンやグリーンペッパー、タマネギなど 「なんでも好きなもの」を載せるようになったとパノプロス氏は話していた。
【翻訳編集】AFPBB News