8日、環球網は「中国企業が“組織的に”韓国から優秀な人材を引き抜いている」と報じる韓国・亜洲経済の記事を取り上げた。資料写真。

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2017年6月8日、環球網は「中国企業が“組織的に”韓国から優秀な人材を引き抜いている」と報じる韓国・亜洲経済の記事を取り上げた。

記事によると、中国企業が目を付けている人材は化粧品、食品から情報通信、半導体、バイオテクノロジーにいたるまで幅広く、高い給料を提示して多くの技術者を獲得している。中でも半導体産業では多くの韓国人技術者がその発展を後押し。緊張感を高める韓国政府の調査機関が先端技術流出を防ぐ動きに出たが、有効な策は得られていないもようだ。中国の半導体企業が人材獲得のために出す年俸は韓国企業の3〜10倍、さらに住宅や車の用意、子どもの教育問題までサポートするという。

記事が一例として紹介しているのがサムスン電子、SKハイニックスで高い役職に就いたことのある半導体分野の専門家、韓国人のA氏だ。A氏は2年前に「半導体コンサルティング」と称する会社を台湾に設立したが、実際は中国本土、香港、台湾を含む大中華区の企業に韓国の半導体人材を紹介するサービスを提供しているという。韓国のある業界関係者は「1年ほど前からA氏の会社は中国企業との事業を始めた」と話し、「中国企業の最大のターゲットは生産ライン全体に関われる専門家」と説明。韓国当局はA氏企業の動きに注意し続けているが監視にとどまっているのが現状、企業側はそれぞれが人材流出防止策を講じるだけとなっている。(翻訳・編集/野谷)