ニュージーランドを訪れる外国人観光客が増える一方で、1人当たりの平均消費額が減少している。写真はオークランド。

写真拡大

2017年6月7日、ニュージーランド華字メディア・新西蘭天維網によると、ニュージーランドを訪れる外国人観光客が増える一方で、1人当たりの平均消費額が減少している。

今後5年で同国を訪れる外国人観光客の数は40%増加するとの予測を示す一方で、観光客増に対応するためのインフラが著しく不足している。ある調査では外国人観光客の1人当たり平均消費額が減少傾向にあり、特に同国にとって2番目の客源である中国人観光客の消費額が大きく減少している。

ただ、同国政府は同国の観光業が2017年から23年まで成長を続け、観光客による消費額の増加ペースが観光客数の増加ペースを上回ると予測。そして、中国がオーストラリアに代わって最大の観光客輸出国となり、年平均91万3000人の訪問が見込まれるとしている。

一方、業界関係者からは「中国人観光客の増加は良いことだが、他国の経験をくみ取る必要もある。パラオはダイビングを目玉に多くの中国人観光客を呼び寄せたが、目新しさがなくなると観光客数が激減した。パラオの観光業は短期間の内に中国市場のニーズを満たすためだけの調整を行ったが、それが結果的に面倒を引き起こすことになった。一国に頼るのではなく、分散させる必要がある」との指摘が出ている。

独立行政法人ツーリズム・ニュージーランドのCEOは「ドイツ、日本、英国、米国、中国の観光客増を計画的に維持する。そして、インド、インドネシア、ブラジルの観光客数を増やす予定だ」と語っている。(翻訳・編集/川尻)