17年間にわたって孤高のヒーローを演じ続けた (C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

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 ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマン、プロフェッサーXことチャールズ・エクゼビア役のパトリック・スチュワートが共にシリーズを卒業する「LOGAN ローガン」(公開中)の本編映像が、公開された。

 ミュータントのほとんどが死滅した近未来。老いて治癒能力が失われつつあるウルヴァリンことローガンは、チャールズたちと荒野の廃工場でひっそりと暮らしていた。そんな折、2人を頼ってやってきた少女ローラ(ダフネ・キーン)を守るべく、ローガンたちは謎の組織との壮絶な戦いに身を投じる。

 このほど公開されたのは、逃避行の最中にある牧場主の家族と出会ったローガンが、牧場主に嫌がらせを繰り返す悪党に立ち向かうシーン。「車に乗って消えろ。嫌がらせは他でするんだ」と言い放ったローガンは、「この音はどうだ?」と銃を構えられても「イヤってほど聞いた」とまったくひかず、逆に銃を取り上げてへし折り「身のために言う。うせろ」と相手を威圧する。幾多の戦いを経験して身も心も傷つき、他者と関わることを避けるようになったローガンが、他者のために立ち上がり、ヒーローとしての姿を再び見せる重要なシーンとなる。

 17年間に渡って孤高のヒーローを演じ続けたジャックマンは「本作は、以前の『X-MEN』シリーズより、それにたぶん、他のコミックブック映画よりもケタ違いにリアルに、人間らしく描かれている。ウルヴァリンというのはコミックブックの世界で1番ダークで複雑さをきわめたキャラクターの1人かもしれない」と考察する。

 2009年の「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」では「観客に『この男は恐ろしい。こいつなら簡単に人の頭を食いちぎるに違いない』と思わせたかった」と毎朝4時に特製のプロテイン・シェイクを飲み、その後2時間ウェイト・トレーニングを行うなど、約1年の歳月をかけて肉体改造に挑戦したというジャックマン。だが、その結果「ちょうど撮影時期が重なったバズ・ラーマン監督の『オーストラリア』の編集担当が僕のところに来て、『体づくりを抑えてもらわないと困る。君の体はどんどん変化しているから、編集で上手く切り貼りできるかどうかが心配だ』と言われてしまった」と思わぬ弊害も起こったと振り返った。