英総選挙で、ロンドン北部で投票する労働党のジェレミー・コービン党首(左)とメイデンヘッドで投票するテリーザ・メイ首相(右、いずれも2017年6月8日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新、写真追加)8日投票が行われ即日開票された英総選挙は、テリーザ・メイ(Theresa May)首相率いる与党・保守党の過半数割れが確定した。メイ首相は進退を問う圧力に直面することとなり、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)の協議が目前に迫る中、英国は先行き不透明な状態に陥った。

 保守党の議席は過半数の326議席に届かないことが確定するとともに、最終的な獲得議席は318議席にとどまり、2015年の前回総選挙の331議席から大きく後退する見通しだ。一方、労働党は前回の229議席から262議席に躍進するとみられるが、議会はどの党も単独過半数に届かない「ハングパーラメント(宙づり議会)」となる。

 保守党は公式・非公式に他党と連携しての政権運営を強いられることとなるが、選挙で苦戦したメイ首相が組閣できない事態や、退陣を余儀なくされる可能性への懸念から、市場では英通貨ポンドが急落した。

 メイ首相は開票途中で、保守党が第一党となったようだと発言し、「わが国の安定を確保することが、わが党に課せられた義務となる」と語った。

 一方、最大野党・労働党のジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)党首は、メイ首相について「選挙に負け、支持を失い、自信も失った」と述べ、辞任を求めた。
【翻訳編集】AFPBB News