自転車事故で高額請求されたという男性のツイートが話題になっている。

自転車事故で約637万円の請求

Twitterに7日、「自転車に気を付けて下さい」という呼びかけが投稿された。

投稿した男性は高校3年生の夏に自転車でおばあちゃんをはね、互いに運ばれる事故を起こしたそう。

それから3年後に約637万円の請求が来たと明かし、こう呼びかけた。

いくらこっち側が重傷でも未成年でもこれだけの請求があるので本当にみんな自転車気をつけて下さい

事故後、投稿者はストレスで腸炎になったという。

9500万円の賠償が命じられたケースも

実自転車事故で高額な損害賠償が請求されるケースは、たびたび発生している。

2008年に神戸市で、マウンテンバイクで住宅街の坂道を下っている小学生が散歩していた女性と正面衝突し、女性が寝たきりになった事故では、監督義務を果たしていないとして母親に約9500万円の賠償が命じられた。

2005年の裁判では、事故当時に高校生だった女性が、夜に携帯電話を操作しながら無灯火で走行し57歳女性と衝突。相手に重大な障害を負わせたとして、5000万円の損害賠償に。

同年の別の裁判では、事故当時に高校生だった男性が赤信号で横断歩道を走行して、62歳男性が運転するオートバイと衝突。その後、オートバイの男性が死亡した事故で、4043万円の損害賠償を求める判決が下った。

ネット上には「意識が低すぎ」という声も

このツイートを受けて、ネット上には「大変でしたね」「こんなに請求されるんですね」など投稿主に同情する声や、「これを自転車に乗る人に見せないと」「ほんと気を付けよう」と応じる声が。

しかし一方で、「加害者意識低すぎ」「安全運転しなきゃ」「おばちゃん殴った俺の手の方が怪我してるのにおばちゃんの医療費払うのはおかしいと言ってるようにしか聞こえない」など厳しい声も。

多くの意見が寄せられ、物議を醸している。

兵庫県では「保険加入」が義務に

相次ぐ自転車事故と、問われる責任の重さを受けて政府や自治体などが「自転車保険」への加入を呼びかけている。

兵庫県では、2015年10月から「自転車損害賠償保険等」への加入が義務に。

ひょうごのけんみん自転車保険は年1000円〜の保険で、家族全員が1億円の賠償責任補償を受けることができる。

「兵庫県」ポスター

事故を起こさないように気を付けることも大切だ。

改正道路交通法により、2015年6月から「一時不停止」「ブレーキ不良」「信号無視」などの危険行為を繰り返した自転車運転手は、講習を受けることが義務化されている。

警察庁は「自転車は車のなかま」として、ルールを守って安全運転を心がけるように呼びかけている。