速報:デルのVR対応一体型PCは6月9日発売、14万4980円から。上位機はAMD Ryzen 1700とRX580搭載
6月9日、デルが東京で新製品発表会を開催。27インチ一体型デスクトップPC『New Inspiron 27 7000 フレームレスデスクトップ』の日本版を発表しました。発売は6月9日(つまり即日)、価格は14万4980円からです。

特徴は、従来のディスプレイ一体型PCを超える、ゲームPCレベルの高い性能。そして歴戦Engadget読者であればピンと来るであろう「AMD製CPU搭載デル製品」のイメージに違わないコストパフォーマンスの良さです。
上位構成ではCPUに物理8コア版のAMD Ryzen 7 1700を、GPUにはRadeon RX 580、4K解像度液晶パネルを搭載。デル側は「VR対応」をアピールします。

【ギャラリー】デル VR対応/Ryzen搭載一体型PC New Inspiron 27 7000 (31枚)



▲こちらはフルHD液晶モデル。ベゼルと非表示領域の両方があるタイプですが、足して8mm以下です

またデルが得意とする、3辺フレームレス(ナローベゼル、狭額縁)な『Infinity Edge』(インフィニティ・エッジ)ディスプレイも特徴。
フルHDパネル仕様での最小ベゼル幅(非表示領域を含む値)は7.96mm、4Kパネル仕様でも最小8.73mmと謳います。



注目ポイントとなるCPUとGPUは、最上位となるVR対応モデルから廉価版モデルまで、すべてにAMD RyzenとAMDのRadeon RX 500シリーズを採用。ある意味でAMDファンにとっても注目の製品となっています。

最上位のVR対応モデルでは上述したように、CPUとしてRyzen 7 1700(8コア16スレッド、基本動作クロック3GHz、ターボコア最大クロック3.7GHz)を、GPUにはOculus Rift/HTC Vive双方でVR Ready級の速度を持つRadeon RX 580を搭載。

また最廉価モデルでは、CPUがRyzen 5 1400(4コア8スレッド、基本動作クロック3.2GHz、ターボコア最大クロック3.4GHz)、GPUはRadeon RX 560という構成。
「液晶一体型デスクトップで8コアCPU」という特徴こそ失われますが、GPUと相まって並のタワー型デスクトップ以上の処理速度を発揮します。



なお発表会の展示機では、上写真のように最廉価構成仕様でした。


▲本体の厚さは53mm。上は比較用のスマートフォン(Galaxy S6)です

技術的には、27インチと大きめとはいえ、本来液晶一体型デスクトップでは不利となる熱設計がポイント。このあたりをデル側に尋ねたところ、とくに厚みが53mmと薄いこともあり、効率的な放熱が大きな焦点だったとのこと。



なお電源ユニットは、出力180WのACアダプタ仕様。最新世代だけあり、出力のわりに小さめです。

さらに、スタンドと背面カバーが比較的簡単に取り外すことができる点も特徴としています。ストレージ(HDD/SSD)やメモリスロットへのアクセスが可能となっており、公式ページでは「DIYでアップグレード可能」とまで謳います。

標準搭載メモリは8GBから16GB、最大サポートは32GB。種類はDDR4-2400。ストレージは128GBのSSD+1TB HDD、または1TB HDDのみという構成です。


▲背面USB端子などはスタンドの左右に分散する配置。上が(背面側から見た際の)スタンド左側、下がスタンド右側の端子です

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隠れたポイントは入出力端子が充実している点。背面にUSB 3.1タイプC(速度10Gbps)×1基をはじめ、USB 3.1タイプA×3基、USB 2.0タイプA×2基、有線LAN(1000BASE-T)、オーディオライン出力を搭載。

ディスプレイ用端子では、VRヘッドセットやマルチディスプレイ用のHDMI出力に加え、デルの液晶一体型デスクトップでは(より廉価な機種にも搭載されていることから)隠れた名物機能となりつつあるHDMI入力も備えます。


▲iMacユーザーが羨ましがりそうな左側面下の端子群。SDカードスロットを使う人にはとくに有り難いレイアウトです

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さらに左側面には、USB 3.1タイプA端子と3.5mmヘッドセット端子、フルサイズSDカードスロットを配置。USBメモリを使う際やデジカメなどからの写真取り込みの際に、背面側に手を回す必要がない設計です。

フロントカメラはWindows Hello対応の赤外線カメラ併用タイプ。もちろんWebカメラとしても使えます。



本体サイズは613.8×454.1×53mm(幅×高さ×スタンドを含まない厚さ)。スタンド込みの厚さ(奥行き)は190.1mm、重量はスタンド込みで10.1kgからです。



なおデルは、本機と同時に、よりコンパクトな24インチ液晶一体型モデル『New Inspiron 24 5000 フレームレスデスクトップ』も発表。こちらも6月9日より発売で、価格は9万9800円から。



こちらのCPUはAMDでもRyzen系ではなくAMDの第7世代APU(開発コードBristol Ridge)ですが、Radeonシリーズをベースとした、インテル製CPUより強力なGPU性能を持つのが売り。

実際にはAPUでも上位クラスとなる『A10-9700E』と『A12-9800E』を採用し、上位機種には単体GPUとしてRadeon RX 560を搭載するモデルも用意します。



今回発売された両モデルモデルのワールドワイド版は、5月末に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2017で発表されたばかり。このタイミングでの日本発売は、かなり速いほうとなります。それだけ力を入れたモデルとも呼べるでしょう。



なおデルは、6月6日から大型キャンペーンとして「夏のボーナスセール」を開催、7月10日までに特定製品の期間限定割引や、メールマガジン登録でヒット中の高級ノートPC『XPS 13』の3200×1800解像度モデルをプレゼントするキャンペーンなどを実施します。