中国南西部、四川省成都で、人工知能(AI)マシン「AI-MATHS」を撮影する報道陣(2017年6月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国・四川(Sichuan)省の成都(Chengdu)で7日、人工知能(AI)マシン「AI-MATHS」が全国統一大学入試「高考(Gaokao)」の数学の試験に挑戦した。人間の受験生たちよりも早く全問を解き終えたものの、成績は平均点を下回った。

 サーバー11台を内蔵したAI-MATHSは、試験会場の中央に設置され、2種類の試験を受けた。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、受験生に与えられた試験時間は2時間だったが、AI-MATHSは22分で問題を解き終わった。結果は150点満点中、105点だった。その後、もう一種類の数学の問題を10分で解いたが、成績は150点満点中100点だった。

 北京(Beijing)で昨年、一般教養過程の学生たちが同じ問題を解いたときの平均点は109点だった。

 AI-MATHSの採点は3人がかりで行われ、その間、試験問題とAIの解答は共に大型スクリーンに表示されていた。

 AI-MATHSは2014年、成都を拠点とする企業「准星雲学科技(Zhunxingyunxue Technology)」がビッグデータや清華大学(Tsinghua University)のAI・自然言語認識技術などを用いて開発した。

 新華社によれば准星雲学科技の林輝(Lin Hui)主任は、AI-MATHSの「論理的推論とコンピューターアルゴリズムの性能を改善し、来年は130点を超えたい」「これはロボットの運命を左右する試験ではない。ねらいは、AIを訓練して人間の論理的思考法と数字の扱い方を学ばせることだ」と語っている。
【翻訳編集】AFPBB News