イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支配下にあるシリア北部ラッカの奪還に向け、市東部のメシュレブ地区に展開したクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍」の兵士ら(2017年6月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が「首都」と位置づけるシリア北部ラッカ(Raqa)の奪還作戦は8日、3日目に入った。米主導の有志連合の支援を受けながら、クルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」が市内での一段の進攻に向けてIS側と激しい戦闘を展開している。一方で同日には有志連合によるラッカ一帯への空爆で民間人17人が死亡したと報告された。

 SDFは7か月にわたる戦闘の末にラッカを包囲した後、6日に市内に進攻した。

 AFP記者は7日にSDFに同行して市内に入った。市東部のメシュレブ(Al-Meshleb)地区では激しい衝突が見られ、ISの戦闘員からSDFの部隊に向けて迫撃砲による砲撃も加えられていた。

 同地区はSDFの支配下にあるが、有志連合は最後まで抵抗しているIS戦闘員への空爆を続けている。

 在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、ラッカ西郊でも戦闘が続き、米軍の特殊部隊が複数の前線で戦闘に精力的に参加しているという。

 米国防総省のエリック・パホン(Eric Pahon)報道官はラッカへの攻撃には「数百人」規模の米兵が参加していると明らかにしているが、米特殊部隊の人数は不明。パホン報道官によると、ラッカにはまだ最大2500人のIS戦闘員が潜んでいる。

 一方、シリア人権監視団は8日、有志連合によるラッカやその周辺地域への空爆で少なくとも民間人17人が死亡したことを明らかにした。
【翻訳編集】AFPBB News