新型地対海巡航ミサイルの試射(2017年6月9日付労働新聞より)

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北朝鮮の金正恩党委員長が、国防科学院で新しく開発したという新型地対海巡航ロケット(ミサイル)の試射を視察した。朝鮮中央通信が9日、報じた。日時は記されていないが、8日午前のミサイル発射と見られる。

新型地対海巡航ミサイルの試射を視察した金正恩氏(2017年6月9日付労働新聞より)

新型地対海巡航ミサイルの試射を視察した金正恩氏(2017年6月9日付労働新聞より)


同通信は、新型ミサイルは「われわれに対する軍事攻撃を企む敵の艦船集団を地上から意のままに攻撃できる強力かつ威力ある攻撃手段である」と報じた。

北朝鮮近海には、米国の空母「カール・ビンソン」と「ロナルド・レーガン」、さらに「ニミッツ」が派遣されていた。カール・ビンソンとロナルド・レーガンの二隻は既に、近海から離れているが、米空母を威嚇する狙いがあると見られる。

同通信によると、試射は「新しく開発した新型巡航ロケットの戦術的・技術的諸元と技術的特性を実証し、ロケットとキャタピラ式自走発射台車をはじめ、兵器システムの全般に対する戦闘適用効果を検証することに目的を置いて行われた」という。

また、金正恩氏の命令で発射された巡航ミサイルは、「正確に旋回飛行して朝鮮東海上に浮かべておいた目標船を探索して命中した」と伝えた。

そのうえで、「発射準備の過程に新しく開発したキャタピラ式自走発射台車の機動特性、戦闘陣地への進入と迅速な射撃準備、発射制御系統の動作信頼性も検討、実証した」と報じた。

金正恩氏は、試射を成功裏に行った国防科学院の関係者らの功労を高く評価したという。試射には、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、李炳哲(リ・ビョンチョル)、李永吉(リ・ヨンギル)、金正植(キム・ジョンシク)、チョン・スンイルの各氏が同行した。