8日、韓国・聯合ニュースによると、贈賄などの罪に問われ現在ソウル拘置所に収監されているサムスン電子副会長・李在鎔被告ともメッセージをやりとりするなど親交があったと主張する男が警察に拘束された。資料写真。

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2017年6月8日、韓国・聯合ニュースによると、贈賄などの罪に問われ現在ソウル拘置所に収監されているサムスン電子副会長・李在鎔(イ・ジェヨン)被告ともメッセージをやりとりするなど親交があったと主張する男が警察に拘束された。

釜山(プサン)南部警察署は8日、身分を検事と詐称し、昨年12月から今年5月までに12人の女性に近づき、結婚を餌に交際していた男(28)を拘束した。

男は「最高検察庁特検7部次長検事」と書かれた身分証を被害者の女性らに見せていたが、韓国最高検察庁に特検7部は存在しない。身分証は偽造されたものだった。

さらに男は女性らをだますため、無料メッセージアプリ「カカオトーク」の通信履歴を偽造し利用していた。メッセージの発信者欄には、李在鎔氏が「在鎔兄さん」と、検事総長は「うちの総長」と表示されていたという。

男が女性に自慢げに見せていたという「在鎔兄さん」からのメッセージには「うん、特検部の調査なんだが、何とかしてもらえないか??」「そうか、負担をかけてすまない」「サムスングループではなく、サムスン社員を守るために助けてくれ」など、朴槿恵(パク・クネ)前大統領らをめぐる一連の事件で特別検察チームの捜査を受けていた李副会長が、男に助けを求めていたことをうかがわせる文面が残されていた。

また、「うちの総長」からのメッセージには「地方の仕事でずいぶん苦労を掛けるな」「最高検察庁所属だということを忘れないように。地方検察庁と最高検察庁とのレベルの差、その差を見せてやれ」など、検事総長からも厚い信頼を受けているかのような内容が並んでいた。

しかしこれらのメッセージは全て男が1人で2台の携帯電話を使い、送信者を偽って書いた内容だった。

容疑はこれだけではない。男は被害女性の後輩が刑事事件に関与したことを知り、知人の弁護士を紹介すると言って80万ウォン(約7万8500円)をだまし取っていた。また、交際中に妊娠した被害女性から身分について疑いを持たれると、住民登録証をなくしたとうそをつき、管轄区庁長名義の住民登録証の発給申請書まで偽造していた。

現在警察は公文書偽造などの疑いで男を拘束し余罪を調べている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「20代の次長検事なんているわけないだろう」「こんな内容でだまされるんだね」「だまされやすい人だったんだな」など、陳腐な内容にだまされた被害者がいたことへの驚きの声が多くせられた。

一方で「妊娠した被害女性がふびんだ」と、被害女性への同情の声も。

その他、「韓国だけで通じる典型的な詐欺パターン」「カカオトークの内容が笑わせる」などとするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)