空のF1と称される3次元モータースポーツの大会「レッドブル・エアレース千葉2017」の決勝が4日(日)に開催。5万5000人もの観衆が見守る中、大会唯一の日本人パイロット・室屋義秀選手がシーズン2試合連続、母国大会で2年連続の優勝を果たしました!

 

前戦のチャンピオンが悪環境の中でも力強いフライトで栄光を手に

Yoshihide Muroya of Japan performs during the finals at the third stage of the Red Bull Air Race World Championship in Chiba, Japan on June 4, 2017. // Jason Halayko/Red Bull Content Pool

 

千葉大会は世界各国から選ばれた14名のトップパイロットが集結。初戦の「Round of 14」では、予選4位の室屋選手がチェコのペトル・コプシュタイン選手に70センチ差、タイムにして0秒007差をつけるシビアな戦いを見せました。

 

準決勝では、果敢に攻めるあまり2秒加算のペナルティを受けてしまいますが、なんと相手選手のマット・ホール選手も痛恨のペナルティ。室屋選手が決勝ラウンドへと進出します。

 

そして舞台はいよいよ上位4名のパイロットがタイムを競う決勝「Final4」へ。次第に風が強まりレースコンディションも悪くなっていく中、トップバッターの室屋選手は、渾身のフライトでこの日の自己ベストとなる55秒288を樹立。3名のパイロットにプレッシャーを与える好タイムを叩き出します。

 

2番目に飛行したコプシュタイン選手は室屋選手の記録を上回ることができず、マティアス・ドルダラー選手、マルティン・ソンカ選手の実力者2名もタイムで室屋選手を上回るもののペナルティに泣かされます。

 

このように、非常にタフな戦いでしたが、いくつもの幸運を逃さずチャンスにし、母国ファンの熱い声援で後押しをうけた室屋選手が大会2連覇、母国開催でも2年連続の勝利を収めたのです。

Yoshihide Muroya of Japan celebrates with his team after he won the finals at the third stage of the Red Bull Air Race World Championship in Chiba, Japan on June 4, 2017. // Balazs Gardi/Red Bull Content Pool

 

↑表彰台に上がる室屋選手。その腕には、ブライトリングの「クロノマット ブラックカーボン」が
Yoshihide Muroya of Japan (C) celebrates with Petr Kopfstein of Czech Republic (L) and Martin Sonka of Czech Republic (R) during the Award Ceremony at the third stage of the Red Bull Air Race World Championship in Chiba, Japan on June 4, 2017. // Balazs Gardi/Red Bull Content Pool

 

伝説の機体の展示飛行も行われた奇跡の週末

今回の千葉大会では、予選と決勝の両日にスペシャル・サイドアクトとして、誕生77年で現在、世界一周フライト中の「ブライトリングDC-3」の展示飛行や、約70年ぶりに零戦(零式艦上戦闘機)が大空を舞う「零戦里帰りプロジェクト」も行われました。

 

世界のトップパイロットが熱い戦いを繰り広げる姿に加え、今も語り継がれる伝説の機体が肉眼で確認できる位置で飛行する姿を目にできた観客にとって、今大会は一生の思い出となったに違いありません。

 

レッドブル・エアレースに見る時計ブランド

↑今年のグローバル・タイムキーパーは、ハミルトンが担当。チーム ハミルトンのニコラス・イワノフ選手は、Round of 14で大会を終えた
Nicolas Ivanoff of France prepares to take off during the finals at the third stage of the Red Bull Air Race World Championship in Chiba, Japan on June 4, 2017. // Balazs Gardi/Red Bull Content Pool

↑シチズン グループの一員となったアルピナ ウォッチは、千葉大会からマイケル・グーリアン選手の公式パートナーに。Round of 8敗退も、大会5位の成績を収めた
Michael Goulian of the United States performs during the qualifying day at the third stage of the Red Bull Air Race World Championship in Chiba, Japan on June 3, 2017. // Samo Vidic/Red Bull Content Pool

 

↑ブライトリングもチームで参戦。パイロットのミカエル・ブラジョーは、千葉大会で9位に
Mikael Brageot of France prepares to take off during the finals at the third stage of the Red Bull Air Race World Championship in Chiba, Japan on June 4, 2017. // Balazs Gardi/Red Bull Content Pool

 

さぁ、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップの次戦は7月1日・2日に行われるブダペスト大会。現在ランキング1位となった室屋選手の、さらなる活躍に期待しましょう!