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いずれ、全世界を網羅するかも……?

イーロン・マスク氏が構想し現実になりつつある、未来の音速列車こと『ハイパーループ(Hyperloop)』。チューブ状の路線をポッドが浮上して高速移動するというなんとも楽しみな計画ですが、その公式ブログでは「ヨーロッパにおける路線計画のビジョン」が公開されています。

この計画ではまず、フィンランドの首都ヘルシンキからエストニアの首都タリンへと伸びる海底トンネルコースが示されていて、そこからはバルト三国沿いを南下してベルリンへ到達。ベルリンからはデンマークの首都コペンハーゲンへと北上した後、ハイパーループの速さなら「60秒の短距離走」程度とされる海峡を越えてスウェーデンのマルメへ。そこから北へとルートが2つに分岐して、ノルウェーの首都オスロとスウェーデンの首都ストックホルムへとつながり、そのいずれかから最後にヘルシンキへと戻る壮大な環状線構想。このハイパーループの環状線は、接続地域に大きな経済成長をもたらすことになりそうです。

現在ヘルシンキからストックホルムまでは、船で17時間かかります。またパリからロンドンまでは、電車で3時間の道のりです。しかしハイパーループなら、それぞれをたった28分と20分に短縮できるとのこと。さらに路線の途中から移動を開始できることも、ハイパーループの大きなメリットの一つです。

今回の計画はあくまでビジョンという扱いで、その将来は今後の技術発展や行政の支援に大きく影響されます。ただすでにハイパーループはドバイで建設計画が進んでおり、インドやカリフォルニア州でも計画が提言されていることを考えれば、ヨーロッパの国々を結ぶ超高速列車の実現も不可能ではない……かもしれませんよ?

文/塚本直樹

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『Hyperloop』公式ブログ