過ごしやすいこの時期、サイクリングを楽しむ方も多いはず。
 「最近はロードバイクやクロスバイクなど、本格的な格好いい自転車を乗っている男性も増えましたね。私もトレーニングがてら、サイクリングはよくしていますが、今の時期は本当に気持ちがいいです」
 こう語るのは、スポーツジムのインストラクター経験もある元AV女優の竹下ななちゃんだ。

 サイクリングも有酸素運動の一つ。ジョギングに比べ膝などを痛める心配が少ないので、中高年のダイエットにも最適だ。
 ただ一方で、こんな話もある。
 「実は、“サイクリングED”という言葉もあるほど、長時間の自転車走行は男性器に悪影響を与えると言われているんです」

 なぜ運動にもなるはずの自転車が?
 「長時間、自転車に乗っていると会陰部にサドルの圧力がかかり、ここを通っている勃起に必要な血管や神経も圧迫される。つまり、ペニスへの血液の循環が妨げられるので、結果的に器質性EDを招くと言われているのです」

 とくにロードバイクやクロスバイクといったスポーツタイプの自転車は、前傾姿勢で乗るようになっているため、より会陰部への圧迫が強まるという。
 「実際、サイクリングが盛んなアメリカでは、サイクリングEDを発症している男性が、300万人もいるという報告があるんです。もちろん、日常生活で20〜30分程度乗るなら、なんら問題はありまんが、1日2時間以上となると、やはり多少なりとも会陰部への影響は出ると思います」

 となると、運動のために始めたサイクリングも心配になるが、要は気を付ければよいのだ。
 「長時間のサイクリングなら、適度に休憩をとって、自転車から降りる時間を作る。また、最近ではサドルの圧迫を緩和するサイクリング専用のパンツもあるので、そういうものを着用してもいいですね」

 また、こんな方法も。
 「サイクリングEDに限らず、自宅ではなるべくノーパンで過ごすこと。できれば寝る時もノーパンのほうがいいです。パンツの締め付けも、実はEDの要因になると言われていますからね」

 日頃から自転車通勤をしている方ほど、自転車から降りた時は、ペニスを開放させてあげよう。
 「たまには歩くことも大事です。運動になるのはもちろんのこと、男性は歩行中、睾丸がパンツの中で揺れているので、ペニスの海綿体の血行もよくなるんです。どこに移動するのも自転車、なんてことを避ければよいのです」

 このように“サイクリングED”の危険性も十分に知った上で、その対処法を考えておけばいいということ。そもそも何の運動もしないよりはずっとマシ。
 「普段から体を動かさずにいると、どんどん脂肪が蓄積して、血液の循環も悪くなります。対して、サイクリングのような運動は、血行を促す効果も期待できます」

 ジョギングが苦手、面倒という方は、まず自転車で適度な運動を始めてみてはどうだろうか。カラッと晴れた早朝など、これからの時期は、気分も爽快になれますぞ。

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。