中国国家がんセンターが発表した中国最新のがんデータによると、中国で毎年新たに診断されたがんは429万例に達し、世界の2割を占めている。資料写真。

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中国国家がんセンターが発表した中国最新のがんデータによると、中国で毎年新たに診断されたがんは429万例に達し、世界の2割を占めている。年間増加率は3%に達し、高い比率となっている。がんの発症が増えているのはなぜだろうか。瞭望東方週刊が伝えた。

中国でがん罹患数が拡大しているのは、社会と経済の急発展と関連している。世界的に見ると、先進国のがん罹患率は開発途上国を上回る。中国国家がんセンターが発表した新たに診断されたがんに関するデータを見ると、中国のがん罹患率はおよそ10万人中300人で、世界の社会・経済発展水準が高い地域の平均水準を上回っている。これらのデータは、がんは「金持ちの病」という真相を反映している。

がん患者数の増加は、高齢化の加速とも関連している。加齢に伴い、がん罹患リスクが高まる。そのため高齢者の多い国では、全体的ながん罹患率も高くなる。中国の平均寿命は近年大幅に伸びており、高齢者人口が1億人を超えている。60歳以上の高齢者が総人口に占める割合は15%、65歳以上は10.1%となっている。高齢化という要因の他に、都市の「工業化の余波」を考慮しなければならない。がん発症の原因が明らかになるまでは、およそ30年の時間がかかる。分かりやすく言えば、工業都市の危害要因(工業生産による大気・土壌汚染、仕事による発がん性物質との接触など)により、数十年後の人々のがん罹患率が高まる。一部の都市では産業の移り変わりにより汚染が解消されているが、がん増加の効果はまだ残されている。

そして、時代の流れにより暮らしの変化が生じ、がん発症が急増している点も指摘し忘れてはならない。例えば喫煙率の上昇、肉体労働の減少、過度な飲酒、メタボ・肥満の増加、健康に悪い食事や食習慣などが含まれる。これによって、肺がん、直腸がん、乳がん、膵がん、前立腺がんなどの増加を説明できる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)