英ロンドンの襲撃事件を受け、現場のロンドン橋近くに集まったイスラム教徒たち(2017年6月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】英ロンドン(London)のサディク・カーン(Sadiq Khan)市長は7日、市中心部のロンドン橋(London Bridge)で起きた襲撃事件後に、市内でイスラム教徒を標的としたヘイトクライム(憎悪犯罪)が5倍に増えたとする声明を発表した。事件が起きた3日から6日までの統計では、ヘイトクライム全体の1日の発生件数も事件前までの今年の平均値と比べて40%増加したという。

 ロンドン市長室の声明によると、市内では6日だけで人種差別に基づく事件が54件発生し、うち20件がイスラム教徒に対するものだった。2017年に入ってこれまでの統計では、ヘイトクライムが1日平均38件、イスラム教徒を対象にした事件は同平均3.5件だったという。

 カーン市長はSNS最大手フェイスブック(Facebook)の公式ページで市民に向けて「皆で結束し、私たちの街は、われわれを傷つけ、その生き方を壊そうとたくらむ憎むべき者たちなどによって分断されたりは決してしないという明確なメッセージを世界中に送ろう」と訴えた。

 カーン市長はまた、市内から「過激主義を根絶するため、警察はできることすべてを行う。ヘイトクライムには断固とした姿勢で臨む」と警告した。

 ロンドン警視庁(Metropolitan Police、Scotland Yard)によると、3日の襲撃事件以降にヘイトクライムの容疑で25人の身柄を拘束したという。
【翻訳編集】AFPBB News