2017年春、大学に進学した人の中には、すでに春休みに自動車の免許を取得した人や、これから通う予定の人様々いることでしょう。今回は、そんな免許取り立ての皆さんにおオススメの、予算50万円以下で購入できる中古車ランキング・トップ5を紹介します。

■トヨタ・iQ

免許証を取得しても、やっぱり運転に自身がない……という人にピッタリなのが2008年に登場したトヨタ・iQ。全長わずか3mというコンパクトなボディの中に、4人が乗れる優れたパッケージングを採用したコンパクトカーです。

2016年に新車の販売は終了となりましたが、中古車の流通台数は約280台と非常に豊富です。さらに、平均価格の推移を見てみると4月の初旬までは57万円付近をキープしていましたが、現在は値落ち傾向となり52万円まで値落ちしています。

iQの中古車の価格帯は19万〜135万円で、約150台が50万円以下で購入可能となっています。最も多いグレードは100Gですが、本革シートを装着した100Gレザーパッケージも探しやすい状況となっています。

■日産・キューブ

予算50万円の中古車というと、年式が進んだ旧いモデルしか買えない!と思っている人は多いはず。そんな人にオススメしたいのが日産・キューブです。キューブは四角いボディが特徴のコンパクトカーで、まるでリビングにいるようなオシャレなインテリアが特徴です。

2008年に登場したロングセラーモデルの現行型のキューブならば、予算50万円以下の中古車が手に入ります。3代目キューブの平均価格は3月の需要期が終わると値落ちし始めて、現在は70万円まで下がっています。流通台数も1800台と豊富で、価格帯は50〜198万円となっています。

流通している1800台の3代目キューブの中古車のうち、約3分の1が予算50万円で手に入ります。グレードでは15X Vセレクションが多くなっていますが、様々なグレード、そして多彩なボディカラーから選ぶことができます。

マツダ・デミオ

2007年に登場した3代目マツダ・デミオは、コンパクトカー本来の走る楽しさを目指して大幅なボディの軽量化を行ったモデル。2011年にはマツダの新世代技術群であるスカイアクティブテクノロジーによって製造されたエンジンを初めて搭載しました。

3代目デミオの直近3カ月の平均価格の推移を見ると、3月の需要期終了後に値落ちしたものの、その後は55万円付近を横這いで推移しており、当面の底値に達したと言えます。価格帯は8万〜129万円とかなり幅広くなっているのが特徴です。

約1400台流通している3代目デミオですが、そのうち約1000台が予算50万円以下で狙えるようになっています。流通台数が最も多いのは前期型の13Cですが、マイナーチェンジ後の13スカイアクティブやスポーティグレードのスポルトも見つかりやすいです。

■ホンダ・インテグラ

お手頃なスポーツカーが軒並み生産終了となってしまったので、インテグラのような3ドアのクーペスタイルは新鮮に映るのではないでしょうか。4代目となったホンダ・インテグラは2001年に登場しました。

スポーツモデルのタイプRに注目が集まりがちですが、スタンダードなインテグラも走りが楽しいだけでなく、実用性の高さも魅力です。グレードは前期型がiS、2004年9月以降の後期型がタイプSと名称が変わっています。

平均価格が3カ月前は43万円でしたが、現在はやや上昇して46万円。これは走行距離の少ない高コンディションの中古車が増えたことが理由です。現在3代目インテグラの中古車は61台流通していますが、そのうち40台が50万円以下で購入可能で、前期型のiSだけでなく、後期型のタイプSも狙えます。

■スズキ・スイフト

スズキ・スイフトは2016年末にフルモデルチェンジを行い、4代目が登場したばかりです。予算50万円以下の中古車で狙い目となっているのが、2010年9月に登場した3代目スイフトです。

スイフトにはスイフトスポーツというスポーツモデルが設定されていますが、ベーシックなスイフトも欧州仕込みの高い走行性能が魅力のコンパクトカーです。旧型となったばかりの3代目スイフトの3カ月の平均価格の推移を見ると、緩やかな値落ちで99万円から96万円へと下落傾向です。

3代目スイフトの中古車は約1490台流通していますが、そのうち34台が予算50万円以下で購入可能となっています。スイフトスポーツは手が届きませんが、1.2XGが最も多く、専用サスペンションを搭載したRSも選ぶことが可能です。

(萩原文博)

免許取り立ての大学生にオススメ!予算50万円で狙う中古車ランキング・TOP5【2017年版】(http://clicccar.com/2017/06/08/478482/)