7日、中国中央人民ラジオ局は、中国で大学統一入学試験が行われるのに際し、日本と韓国の入試事情を紹介した。資料写真。

写真拡大

2017年6月7日、中国中央人民ラジオ局は、中国で大学統一入学試験が行われるのに際し、日本と韓国の入試事情を紹介した。

中国では文化大革命後に「高考」と呼ばれる大学統一入試が復活してから今年で40周年を迎えた。「高考」があるからこそ庶民の子どもでも質の高い高等教育を受けられるようになったとの声がある一方、一発勝負の入試の結果で一生が決まってしまうのはあまりに残酷、という意見もあるようだ。

一部の学校で独自の入学試験を実施するなどの改革が始まっているが、それでもまだ大部分の学生にとっては「高考」の成績が大学進学の唯一のパスポートであるという。

日本の入試事情について記事は「国公立大学では主に1月に全国統一の試験を実施し、2〜3月に学校別の2次試験を行う。私立大学は統一試験を採用する義務はなく、独自の選抜方法を設定できる。入試の難易度は高く、テキストの内容に加え幅広い社会知識や思考能力が必要とされる。また、学業の成績とともに性格、興味、自己管理能力、責任感などへの評価も行われることがある。特技を持つ学生や、特殊な学科については柔軟な選抜方法を採用する」と説明。中国と違って試験の点数やランクが公表されることはなく、プライバシーに配慮されていると伝えた。

また、韓国については「かつては一発勝負だったが、近年は平常点や教師による評価、社会活動への参加などを判断材料とし、面接で選抜を行う『内審』と呼ばれる推薦制度が取り入れられている。現在韓国で一発入試に懸ける学生の割合は20%に満たず、試験に自信を持つ者か、『内審』の成績が思わしくない者に限られる」としている。(翻訳・編集/川尻)