北海道のマラソン大会に参加する中国人の数が急増しており、現地の観光業界が「マラソン経済」の活性化に期待している。写真は札幌。

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2017年6月6日、環球時報によると、北海道のマラソン大会に参加する中国人の数が急増しており、現地の観光業界が「マラソン経済」の活性化に期待している。

記事によると、北海道では毎年5〜10月に29のマラソン大会が開催され、国内外から約9万人が参加する。外国からの参加者は3000人ほどで、その7割が中国人だという。6月4日に行われた千歳JAL国際マラソンでは、参加者1万1000人中外国人が342人、中国人ランナーは219人だった。2014年にはわずか1人だった中国からの参加者が昨年には66人に増え、今年はさらに3倍あまりに急増した。

JTBの井上宏スポーツツーリズム推進担当部長は「だいたい3年前から中国人ランナーが増えだした。日本政府によるマルチビザ政策が関係しているかもしれない」と語る。また、約30人の中国人ランナーを同大会に連れて来た上海浙江商会の呉建光(ウー・ジエングアン)副会長は、「参加者たちは自分の事業が成功して今度は健康を求め始めている。走るついでに北海道旅行もできるし、ビジネスチャンスを探すこともできるから、一挙両得どころか一挙多得だ」と話している。

全参加者に占める中国人ランナーの割合は2.3%と高くないが、北海道に毎年5000万元(約8億円)の収入をもたらすという。北海道観光振興機構の関係者は「参加者や同行者が北海道に満足すれば、親族や友人を誘うことになり、二次的な経済効果が生まれる。また、マラソン関連グッズもよく売れるようになる。さらに、ランナーたちが北海道で商機を見つければ、『マラソン経済』効果はさらに広がるだろう」と期待を寄せている。(翻訳・編集/川尻)