全仏オープンテニス、女子シングルス準々決勝。勝利を喜ぶシモナ・ハレプ(2017年6月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】全仏オープンテニス(French Open 2017)は7日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が準決勝に駒を進めた。

 2014大会のファイナリストであるハレプは、第5シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に一時は3-6、1-5と追い込まれながらもマッチポイントをしのぎ、フルセットで圧巻の逆転勝ちを収めた。

 試合はスビトリーナが第2セットで2度のサービングフォーザマッチを迎え、その後のタイブレークでは6-5としてマッチポイントを握ったものの、相手を抑えきれなかった。第3セットに入ると、ハレプが圧倒的な力を見せつけてわずか20分間で制し、3-6、7-6(8-6)、6-0で勝利を手にした。

 打球がネットインする幸運なコードボールで第2セットを制したハレプは、「どうやって逆転したのか分かりません。本当にタフな試合でした。彼女はハードにプレーしていたし、力強かったです。ほんの少し運が味方してくれたと言えますね。自分のメンタルが強かったのだと思います。諦めなかったことが、この試合の勝利につながりました」とコメントした。

 一方、ウクライナ出身の女子選手として史上初となる四大大会(グランドスラム)での4強入りに向けて快進撃を続けていた22歳のスビトリーナは、第1セットでハレプにウイナーを4本しか許さず、準決勝進出を視界にとらえたかと思われた。しかし、ハレプが最後の13ゲームのうち12ゲームを制し、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)決勝でスビトリーナに敗れた雪辱を果たした。

 この試合で敗戦したものの、次週発表される世界ランキングでは自己最高の5位に浮上するとみられるスビトリーナは、「彼女(ハレプ)に挽回させるチャンスを少し与えてしまいました」としながらも、「この試合について悪い経験だったと話すつもりはありません。きょうのことは残念ですが、また明日からやり直せますし、人生は続きます。自分にできることはそれだけです」とコメントした。

 ペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)との4回戦で、あと2ポイントで敗れるところまで追い詰められていたスビトリーナは、この日の準々決勝では45本のアンフォーストエラーを犯してしまった。

 10日に行われる決勝の切符を懸けて、ハレプはプリスコバと対戦することが決まった。フランス勢で唯一残っていた第28シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia)を7-6(7-3)、6-4で退けた25歳のプリスコバは、決勝進出が決まればアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に代わり世界ランク1位に浮上する可能性がある。一方、ハレプが世界1位になるためには、今大会での優勝が絶対条件となる。
【翻訳編集】AFPBB News