ジーンズメイトは17年2月にRAIZAPグループ入りして業績の改善をめざす。同社代表取締役社長の冨澤茂氏(写真)は、「今18年3月期を第二の創業に位置付け、JEANS MATEのリブランディングを推進する」と、CIを見直し、不退転の決意で事業再構築に臨むとした。

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 ジーンズメイト <7448> の17年2月期決算は売上高91億95百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益8億29百万円の赤字だった。2期連続の赤字で、営業赤字額は16年2月期の6億63百万円から1億66百万円悪化した。17年2月にRAIZAPグループ入りして業績の改善をめざす。同社代表取締役社長の冨澤茂氏(写真)は、「今18年3月期を第二の創業に位置付け、JEANS MATEのリブランディングを推進する」と、CI(コーポレートアイデンティティ)を見直し、不退転の決意で事業再構築に臨むとした。
 
――17年2月期に赤字が拡大した背景は?
 
 ここ数年、ボトムスの苦戦が続いている。主力ブランドの「EDWIN」が売上10%ダウン、「LEVI’S」が12%ダウンだった。トップスの「Champion」、「ALPHA INDUSTRIES」は売り上げを伸ばし、プライベートブランドも好調だったものの、売上高シェアの大きいボトムスの不振を挽回できなかった。
 
――今後の成長戦略は?
 
 「JEANS MATE」の創業理念である「ジーンズでカルチャーを創る」に立ち返ってリブランディングを徹底する。これまで、サブブランドとして「ワケあり本舗」、「Blue Standard」などを立ち上げてきたが、これらを「JEANS MATE」に集約し、トップスの「OUTDOOR」との2本柱で育成・拡大に集中投資していく。
 
 まず、商品力を強化するためにグローバルレベルで活躍するテクニカルクリエイター2名を登用し、人気のナショナルブランド、および、プライベートブランドの魅力を打ち出した販売戦略を実施する。また、テクニカルクリエイター監修による新プライベートブランドの商品を開発する。
 
 また、販売力の強化のため、ウェブプロモーションを強化してECの売り上げ拡大を図る。そして、ECで付与したポイントを実店舗でも使用可能にするなど、ECサイトと実店舗の相互送客を実施する。
 
 店舗売上の拡大については、横浜店で実施したマネキン等を使用して着用シーンを想起させる店頭レイアウトによって売上が伸びた施策を全店に拡大。今期は、全店で買上率5%アップ、客単価16%アップをめざす。
 
 加えて、適時・適量の仕入れコントロール、短納期生産枠の拡大による売れ筋アイテムやトレンドへの対応強化など経営マネジメント改革についてゴールドトラッドコンサルティングと共同で着手した。
 
 さらに、RIZAPグループ入りしたことによって、新CIの定着、EC拡大などにグループのウェブプロモーション手法を導入。グループ企業会員への当社商品の優待を実施することでの送客。そして、グループで女性向けのアパレルを展開するアンティローザ社の商品を当社の店舗内にてコーナー展開することで、販売のシナジー効果を実現。すでに全国の主要な駅ビルや百貨店で21店舗で展開しているが好評であるため、コーナー設置を拡大する方針だ。

 すでに3月から新ロゴマークを打ち出した売り場改革をスタートし、5月末までに17店舗で完了。同時にメルマガの発信や自社WEBサイトやチラシ誌面のロゴも一新。今秋にはクリエイター監修のシャツ・ジーンズの販売を開始するなど、リブランディングへの取り組みは着実に進展している。

――18年3月期の業績見通しは?

 今期は13カ月の変則決算となるが、売上高は平均単価の10%アップをめざし115億5千万円と増収を確保したい。また、粗利益率を5.3ポイント改善することで営業利益3億円と黒字転換を果たしたい。

 さらに、19年3月期に売上高120億円、20年3月期には150億円の売上高にまで伸ばし、業績のV字回復から第二の成長期を実現したい。