大下容子アナ・47歳が今ごろ人気。無理にキャラ立てしない安定感

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 毎年恒例、週刊文春「アナウンサー好感度アンケート」の結果が6月8日号で発表されました(回答数4500)。

 上位ランキングを見ると大方の予想通りで、トップに水卜麻美(日テレ)、つづいて加藤綾子(フリー)、夏目三久(フリー)という顔ぶれ。

 そんな中、前年度の圏外からいきなり6位にランクインしたアナウンサーがいるのです。
 それが、テレビ朝日の大下容子アナウンサー(47)。今まではこうした人気投票にあまり縁がなかったのですが、SMAP解散騒動の際に、共演している香取慎吾(40)へ寄せた温かいコメントで一気に注目を集めたようです。
 そんな大下アナですが、普段出演している番組を観ていると、控えめな振る舞いが心地よく感じます。たとえば、有働由美子アナウンサー(48)が色々と話題を振りまいてキャラを立てているのに比べて、同年代で同じく独身の大下さんがメディアで取り上げられることはめったにありません。

 でも、“この人がいなかったら番組が困っちゃうだろうなぁ”といった具合で、絶妙に効いている。しかもその“効いている”のを、いかにも仕事がデキる感じで表現しないのが心憎い。

 時代が大下アナに追いついたのかどうかはさておき、ここからは『SmaSTATION!!』や『ワイド!スクランブル』などの出演番組から、大下容子さんの魅力を見ていきたいと思います。

◆”従陲離船Д鵐犬シームレス

 ニュースや情報番組を観ていて一番気持ち悪いのは、凶悪犯罪や悲しい事故のあとにスポーツ、芸能ネタへ移るときに、“さぁ!”と言って暗い顔から笑顔でデカい声になるやつ。ひどいときには、“気持ちを切り替えていきましょう”なんて余計なことまで言い出すアナウンサーもいます。

 しかし、大下アナはそんな野暮なことはしません。気持ちや表情を切り替えるのは、現場のキャスターの都合であって、視聴者には全く関係のないことだからです。大下さんを観ていると、目と口角の上がり方を調整するぐらいで対応しているのに気づきます。

 そしてしばらくしたところで、そのとき伝えている情報にふさわしい声のトーンと表情をなじませていく。

 地味な所作ですが、視聴者のフィーリングに沿った配慮を感じるのです。

◆入社当時より“若い”

 20代のころより今の方が若いと聞くと不思議に思われるかもしれませんが、入社当時の写真などを見ると、磨かれていない原石感がハンパないのです。これが最近の“女子アナ”とは違うところ。

 今は最盛期を20代半ばで迎えたあと、うまく年を重ねられないまま“昔輝いていたワタシ”の幻影にとらわれるケースが多いのですが、大下さんは今現在において落ち着いていて、キラキラしたのとは違う魅力なのですね。

 観ていて安心する感じは、そんなところからも来るのかもしれません。

◆“女子アナ”ではない

 さて、週刊文春の記事を読むと、「今回は初の男性アナ部門も創設」とあります。これサラッと書いてあるのですが、だったらなんで“女性アナ”って書かないんでしょうね? 筆者は特にフェミニストではありませんが、前々からこの扱いの差はおかしいと感じていました。

 というわけで、ランクインした大下アナはどこからどう見ても“女子アナ”ではないのです。突飛な言動や過剰なサービスで視聴者に媚を売らず、番組のスムーズな進行と、共演者が気持ちよく仕事をできる環境を陰で整え続けてきた。
 その意味で、女性のアナウンサーと呼ぶしかない人なのだと思います。

 そんなこんなで、もう一度「週刊文春」のランキングを見なおすと、「好きな女子アナ」上位の3人は「嫌いな女子アナ」でもベスト10内に入っていました。単純に目にする機会が多い順ってだけだったりして。

<TEXT/沢渡風太>