スラッとしたレッグラインには 「腹筋」を鍛えるべし

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前太モモが発達しているのは姿勢のせい

ランをしていればカモシカのようなレッグラインを手に入れられると頑張っていても、やたら太モモが発達する…。それはもしかすると姿勢のせいかもしれません。日本人女性は、海外モデルなどへの憧れからか、腰を反らせたいわゆる“鳩胸出っ尻”と言われる姿勢の人が多く重心が前に行きがち。そのままだと太モモの前側ばかりが発達してしまいます。その原因をしっかり理解して、理想のスタイルを目指しましょう!

反り腰になっていないか確認

雑誌に登場する美しいモデル達が、腰を反らせくびれを強調し、ヒップラインを高く見せている姿を見ていると、スタイルをよくする技だと思ってマネしている人も多いかも? でも、それはかなり間違い。腰を反らせて胸を突き出すことによって、肋骨も前に出て盛り上がり、まるで胸が2つあるかのよう。また横から見れば腰がくびれているように見えますが、前から見れば寸胴のまま。また、スタイルだけでなく運動機能にも影響が出るかもしれません。なぜなら、上半身の重みを一気に腰が受けているため、腰を痛めてしまう恐れが高いのです。体の中心にある腰を痛めると上半身も下半身も思うように動かなくなり、トレーニングどころか生活する上でも困難になりかねません!

また反り腰になることで、体幹が安定せず、お尻の筋肉がうまく働かないので、それを支えるため、ふくらはぎや前太モモが頑張ることに。これがふくらはぎや前太モモがやたら発達していく理由。均一な筋肉をつけた美しいレッグラインを手に入れるにはまず姿勢を正しくすることが必須!

 

まず腹筋のコアな部分を鍛えるべし!

反った腰をまっすぐに保つには、腹筋が欠かせません。中でも、コアユニットと呼ばれる体幹部分が大切。腹筋が弱っていると、腰を引き戻しキープする力がなく、普段荷物を持つ時などで意外に鍛えられている背筋に引っ張られ、結局反り腰になってしまいます。二の腕や、背中の脂肪も気になりますが、まずは腹筋を鍛えるのが先!

でも、トレーニングはランが中心。なんて人は、筋トレ自体が億劫に感じるかも。そんな時はおすすめのトレーニングは、呼吸を意識的なものに変えるだけ!

呼吸で腹部の筋肉を鍛える

トレーニングスタジオに行かずとも、日々の呼吸を意識的なものにするだけで、腹筋の深い部分にある腹横筋(お腹まわりにベルトのようにある筋肉)や、表層近くにある腹斜筋(肋骨からウエストにかけてある筋肉)をダブルで鍛えることができます。ちなみに、呼吸には息を吸った時にお腹が膨らむ『腹式呼吸』と、息を吸った時に胸が膨らむ『胸式呼吸』があります。それぞれの呼吸によって刺激される腹筋が違うので、両方行い、バランスよく腹筋を鍛えていきましょう!

【胸式呼吸】
1:肺にある空気を一度全部吐き切る
2:鼻から息を吸い、胸に空気をためる
3:鼻からゆっくり、空気を吐き切る

【腹式呼吸】
1:肺にある空気を一度全部吐き切る
2:鼻から息を吸い、お腹に空気を貯める
3:鼻からゆっくり、空気を吐き切る

コツはどちらの呼吸も空気をきちんと吐き切ること。胸式呼吸は、肋骨からお腹の中心にかけて斜めについている「腹斜筋」を刺激し、くびれを作ってくれます。腹式呼吸ではお腹まわりにベルトのようにある「腹横筋」を刺激し、お腹全体を引き締めてくれます。

腹筋がきちんと働いてくれることで姿勢がよくなり、トレーニング効果もアップ! 他の筋肉も鍛えたくなりますが、まずは腹筋からが鉄則のようです。

 

ライター:北川彩
取材協力:菅原順二/多くのアスリートが通う、東京・中目黒にあるトレーニング・スタジオ・アランチャ主宰。ピラティスを基本とした、単にボディメイクをするだけでなく体の基礎機能を向上させ、さらに進化させるトレーニングが定評