7日、楚天都市報によると、湖北省武漢市で「父親は日本の大企業の社長だった」と偽って13人から約200万元を詐取した男らに対し、現地の裁判所が実刑判決を言い渡した。資料写真。

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2017年6月7日、楚天都市報によると、湖北省武漢市で「父親は日本の大企業の社長だった」と偽って13人から約200万元を詐取した男らに対し、現地の裁判所が実刑判決を言い渡した。

同市蔡甸区の徐(シュー)被告は2008年6月、友人の紹介により同市の企業幹部だった張(ジャン)被告と知り合った。徐被告は「父親が日本のあるグループ企業のCEOだったが、交通事故で死んだ。230億元(約3700億円)の遺産があるが、叔父と相続権をめぐって法廷で争っている。大量の資金が必要だが、勝訴すれば巨額のリターンがある」と張被告に持ちかけた。徐被告は金のネックレスなどを贈って信用させ、張被告から金銭を借りることに成功した。

09年3月、徐被告は張被告に1億7000万元(約27億4000万円)を支払うとする借用書を作成し、同4月10日までに支払うことを約束。しかし期日を過ぎても履行されないため、張被告はだまされたことを悟った。

ところが、だまし取られた金を取り戻したい一心だった張被告は警察に通報せず、徐被告の詐欺行為に加担。11年11月末には自らの仕事のパートナーに対し、同じ手口で口説いて140万元(約2250万円)を振り込ませるなど、徐被告とともに詐欺を繰り返した。

15年8月、通報を受けた地元の警察当局が2人を逮捕。捜査の結果、2人は13人から計192万8000元(約3100万円)余りをだまし取っていたことが明らかになった。2人は起訴されたうえで16年7月から裁判が開かれたが、その際には互いに「相手こそ詐欺師である」とののしりあったという。

現地の裁判所は今月6日、両被告が共謀して詐欺行為を繰り返したことを認め、徐被告に懲役14年、張被告に懲役11年9カ月の実刑判決を言い渡した。(翻訳・編集/川尻)