ショートスパッツで式に臨んだインドの花嫁(画像は『NDTV 2017年6月6日付「Meet The Punjabi Bride Who Wore Shorts Instead Of Lehenga(Image credit: mid-day.com)』のスクリーンショット)

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親族、家督、男尊女卑、伝統と風習、地域の慣習、ものごとの決断は長老の意見や占い次第…こうしたものに強く縛られている国のひとつがインドである。だが今やコンピュータ科学を学ぶ米・大学院の留学生数はインド出身者が圧倒的多数を占めており、シリコンバレーやNASAにおける彼らの台頭は驚くばかりだ。こうして若者の意識がかなり西洋化され、ジェネレーションギャップが強まっていることも今のインドの特徴である。若い女性たちもそれを黙ってみているばかりでは面白くない。インド北部のパンジャーブ地方から伝統破りの挙式に挑戦した女性の話題が伝えられた。

自身の幸せのためではなく家族、親族の面目を立てるために結婚することにも深い同情が寄せられてきたインドの女性たち。しかしその識字率は向上し、大学進学者はほんの数パーセントのエリート家庭の令嬢だけであるものの高校進学率は確実にアップした。また高学歴を誇るインドの男性たちはわが子にもそれを期待するため、本の読み聞かせや教育に熱心な知性の高い女性を妻に迎えたがる傾向にある。つまりインド男性の高IQ化は同世代の女性たちにも良い影響を及ぼすものと期待されているのだ。

そんななか、パキスタンにも近いパンジャーブ地方から驚くような結婚式の様子を捉えた動画が流出し、フェミニズムを訴える人権擁護団体や世界の人々の関心を集めている。大変美しい顔立ちであるその女性はインド古来の花嫁用ヘア&メイクを施し、美しく煌びやかな「レヘンガ・チョリ」という花嫁衣裳をまとっているようにも見えるが、彼女の着こなしは文字通り伝統のベールを脱ぎ棄てるものであった。トップスこそ伝統的なものを着用しているが、その下半身はなんとスポーツメーカーのショートスパッツ。さらにそこから長い生足も披露した。

伝統を重んじる気持ちや愛国心も十分にあるが、新たなるインドは女性が理不尽な慣習に縛られず自由を得ることから。そう強く訴えたい様子の新婦に優しそうな眼差しを向ける新郎。この動画はインターネットに流出し、いまなお拡散して大きな支持を得ている。地域格差はあれどこの国は間違いなく良い方向に進んでいく、そう確信したくなる話題であった。

画像は『NDTV 2017年6月6日付「Meet The Punjabi Bride Who Wore Shorts Instead Of Lehenga(Image credit: mid-day.com)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)