前半の不出来に不満のハリルホジッチ監督「試合の入りが悪かった」《キリンチャレンジカップ2017》

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▽日本代表は7日、東京スタジアムでキリンチャレンジカップ2017のシリア代表戦に臨み、1-1の引き分けに終わった。試合後の日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督の会見全文は以下の通り。

◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)

「我々にとって非常に良いテストとなった。試合の入りが悪かった。真司(香川)のケガの後、我々は自分たちの形ができなかった。特に中盤で問題があった。守備でも攻撃でも相手にコントロールされてしまった。攻撃の時は引いてボールを受けに来る回数が多く、前の3人は開き過ぎて、チームプレーができなかった。ボールを持ち過ぎた場面も多く、我々の本来のプレーができなかった」

「後半に入って変わった。ボールを動かせるようになり、多くの決定機を作ることができた。後半は勝利に価するプレーだったが、ドローで終わったことは、我々にとって警告を意味するものとなったと思う」

「イラク戦に向けては真司の状態を心配している。蛍(山口)も打撲している。明日移動があるが、次の試合に向けて不明な要素がある。いずれにしろ、良いテストとなった。たくさんのポイントで得るものがあった」

――前半悪かった理由は

「試合の入りが軽い選手が何人かいた。相手チームの質に驚いていた選手がいた。個人プレーに頼ることが多く、我々の力を発揮できなかった。後半は全体が動くようになり、スペースが得られるようになった」

――前半のうちに修正できなかった理由は

「なぜ、修正できなかったかは選手に聞かなければわからない。ただ、シリアの選手の質が高かったことで、そうなったかもしれない。スピードのあるドリブラーがいて、デュエルにも強かった。もちろん、真司のケガが影響したこともあるかもしれない。何人かの選手とは厳しく話し合いをしなければならない」

――乾選手の投入以降、流れが良くなったように思うが

「後半に入ってボールが動くようになり、流れが良くなった。相手も前半頑張っていたことで後半は落ちたこともある。乾、本田、井手口は良い形で試合に入ってくれた。後半はいつもの我々が見せている攻撃の形を作ることができた。しかし、前半は分析して議論する必要がある」

――ケガ明けの今野選手の出来について

「今野は2カ月プレーしていなかった。そのためUAE戦とは違った。もっと早い復帰を期待していた。今日は60分プレーしたが、まだコンディションを取り戻しつつある段階でトップフォームではない」

「守備では自分のゾーンに入ってきた選手に寄せろと言っていたが、全く違う姿になってしまった。悪かったところから教訓を得なければならない」

――13日にイラク戦が行われるテヘランで今日テロがあったが

「その話は聞いている。私は紛争を体験していて、その状況に慣れている。しかし、私はサッカーチームの監督であり、大好きな仕事をしている。今、我々が生きている世界は少し狂っているかもしれない。これが終わる日が来るのかと思い続けている。ただ、いま私が心配しなければならないのはチームのことだ。だから正直、テロのことは心配していない」