今回は私の留学当時の授業の様子について書いてみよう。写真は筆者が通っていた大学の教室。筆者撮影。

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今回は私の留学当時の授業の様子について書いてみよう。

受ける授業科目及び教室は、新学期毎に歴史文化学院の事務の先生に確認を取っていた。以前も話したように、学部生にはゼミというものが存在せず、学院から渡される授業は必修科目なので全て受けなければならない。授業は1科目10分の休憩を挟んだ50分×2で、8時〜9時50分、10時〜11時50分、14時〜15時50分、16時〜17時50分、19時〜20時50分の時間割だった。

授業終了の音は「ジリリリリリ!!!!!」だったが、目覚ましとも違う音だった。18時前までの授業が基本必修科目の授業で、19時以降はほぼ選択授業である(もちろん日中にも選択授業はあった)。1限目が朝8時からというのは早いと感じられるかもしれないが、みんな寮生活なので、寮から授業のある教室まで行くのにどんなに遠くても10分程度で着く。私が住んでいた留学生楼から教室まで行くのにも同じくらいの時間を要した。

ちなみに午後の授業が14時からなのは、昼寝の時間があるからである。お昼ごはんを食べて軽く寝ると午後2時開始の授業がちょうどよい時間となる。この空いた時間を使ってひたすら勉強をしている人たちもいた。昼寝の習慣は会社に勤めると消えるようで、今まで取引している中国の会社で昼休みを2時間取っている会社はない。

選択授業はいくつか受けたはずなのだが、覚えているのはヨーロッパ制作の旅番組や映画を見る授業だけである。ひたすら映像を見て、レポート提出するだけで単位を取れたので、非常に楽だったが、授業の最後の先生の小話を聞くのも面白かった。

教室は大半が講義机イス(跳ね上げ式)で、一部の教室以外にはエアコンがなく、天井に扇風機(シーリングファン)が取り付けられていた。夏はこれが大活躍する。冬はスチームがあるので結構暖かい。席はどの授業でも自由に座れるので、夏は窓辺、もしくは空気が通りやすいところ、冬場はスチームの近くに座っていた。

私は授業5分前くらいにはだいたい教室入るようにしていたが、同級生は授業開始ギリギリに来る人、10分間休みの間に来る人、サボっている人などさまざまであった。授業は出席を取らないので、サボっても先生は分からない。ただ、英語などの全学部共通科目以外の授業は学院の先生なので、4年間何度か授業で顔を合わせることになる。そのため、あまりサボりすぎると顔バレし、成績に影響を及ぼすので、サボる人たちもそこら辺を上手く調整していた。

■筆者プロフィール:神田 遊
神奈川県に生まれ、小学生のころから中国の歴史に興味を持ち、本場の歴史を学びたいとの思いから高校卒業後に留学。西安で主に語学を、済南の山東大学で歴史を学んだ。2008年に卒業し、帰国後は中国関係の仕事に携わっている。