by Lisa Fotios

アメリカ・マイアミの高校に通う3人の少女が、授業を通じて、デートレイプで使用されることの多い薬物を検知できるストローを開発しています。「スマートストロー」という3人のアイデアは新聞社Miami Heraldが行うビジネスプランのコンテストで勝利し、注目を集めています。

Gulliver Prep's "Smart Straws" team wins Business Plan Challenge | Miami Herald

http://www.miamiherald.com/news/business/business-plan-challenge/article148821294.html

Teens Invent Straws That Can Detect Most Common Date Rape Drugs

http://www.insideedition.com/headlines/23497-teens-invent-straws-that-can-detect-most-common-date-rape-drugs

写真に写っているのがスマートストローを開発したSusana Cappelloさん、Carolina Baigorriさん、Victoria Rocaさん。



スマートストローは「デートレイプドラッグ」として使用されることの多いケタミンとGHBを検知するもの。アルコールおよびノンアルコールドリンクにストローを挿した時に、薬物が入っていなければストローの色は変化しないのですが……



薬物が入っていれば、ストローが青く変色します。



3人のアイデアはアメリカ・マイアミの新聞社「Miami Herald」が開催する「Business Plan Challenge」というコンテストで見事勝利を収めました。出された飲み物が安全かどうかをチェックするツールは他にも存在しますが、スマートストローはバーなどでも周囲から不信に思われずに使用できるのがポイント。また、大学や病院などの機関で配布し、いざという時のためにカバンに入れておくことが可能で、シンプルかつ実用的である点が「素晴らしい」とジャッジに評価されたそうです。ジャッジの一人は、このアイデアが他人にコピーされることを防ぐために、少女たちに特許を申請することを推奨したほど。

Cappelloさん、Baigorriさん、Rocaさんの3人は、私立高校Gulliver Schoolsのインターナショナルビジネス&起業プログラムのクラスの中でアイデアを話し合い、製品の開発を行いました。当初3人がデートレイプを防ぐための薬物検知ツールとして考えていたのは、飲み物に入れて薬物を検知できるアクセサリーでした。しかし、ノースウェスタン大学の生徒たちを対象にアンケートを行ったところ、アイデアの受けが悪く、一方でストローの形であれば被験者の85%が「使いたい」と答えたそうです。そこで、第1弾のプロトタイプとして、ケタミンとGHBを検知するストローを作成したとのこと。

少年少女の間でデートレイプの問題は大きくなっており、Cappelloさんは「このストローが全ての解決手段になるとは思っていませんが、リスクを減らしたり、緩和したりすることができると考えています」と語っています。



3人は今後、検知できる薬物の種類を増やすなどストローの改良を行っていく予定であり、実際に薬物の検査キットを製造しているメーカーに話を聞くなどもしているそうです。また、特許を取得したり、大学やクリニックなどに実際の声を聞きに行ったりすることも予定されています。Cappelloさんは「人々がどんな環境の中でも安心していられて、何が起こっているのかをしっかり理解できるようになること」がプロジェクトの目標だと語りました。

なお、Rocaさんの祖父はベネズエラで通信事業を行う「Digitel」の創業者で、母親も起業家、自身もこれまでに従兄弟のアプリビジネスを手伝ってきたという人物で、CappelloさんはThe LAB Miamiで投資家として働く父を持ち、自身でもこれまでにThe LAB Miamiのビジネスに関わってきたとのこと。Baigorriさんも叔父や叔母がビジネスを始めるのを間近で見てきており、「もしも何かに対して本当に情熱があるならば、物事はうまくいく」と語っています。学校で起業について学んでいる最中の3人は、「自信を持ち、何度も実践し、興味のあることを知り、情熱を示すこと」が大切だと語りました。