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社会人になると、特に一人暮らしを始めた場合は、基本的な生活費を全て自分で支払うようになります。また、学生の頃には持たなかったクレジットカードで買い物をする人も増えるのではないでしょうか。そこで今回は、新社会人が知っておきたいクレジットカードの使い方や注意点、生活費のやりくりや資産形成についてまとめてみました。

○クレジットカードの使い方で気を付けたいことは

社会人になり、初めてクレジットカードを利用する人も多いことでしょう。クレジットカードを使う上では、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。

・慣れるまでは現金払いがおすすめ

自分で生活費のやりくりを始めると、最初のうちはどのくらいお金を使っていいのかわからず、大変かもしれません。まずは、生活費と小遣いとのバランスをとることや、毎月の収支を把握できるよう心掛けてみましょう。そこで、家計の管理に慣れるまでは、現金払いを基本にするのがおすすめです。「手持ちのお金がなくても買い物ができる」癖がついてしまうと、金銭感覚が狂い後から苦労します。

・クレジットカードの支払いは一本にまとめよう

クレジットカードを何枚も作ってしまうと、どのカードで支払いをしたのかわからなくなることがあります。また、カードの利用に応じて付与されるポイントが分散してしまうことも。クレジットカードでの支払いは、基本的に一枚にまとめるようにしましょう。

・キャッシングやリボ払いは利用しない

クレジットカードには、ショッピング機能のほか「キャッシング機能」が付いています。キャッシングを利用することで、銀行ATMなどからすぐにお金を借りることができますが、必ず返済の義務が生じます。安易に使うと、返済で生活費が足りなくなったり、キャッシングを繰り返したりすることで借金が膨れ上がる危険もあります。キャッシングは使わないのが賢明です。

また、クレジットカードの支払い方法として「リボ払い」というものがあります。ショッピングの件数や金額に関わらず、毎月の返済額が一定になる方法ですが、無計画に利用すると、支払い期間が延び、残高がわかりにくくなる点には注意が必要です。キャッシング同様、リボ払いには手を出さないようにしましょう。

○生活費はどうやりくりする?

自分の給料で、親に感謝のプレゼントがしたい、1ヶ月頑張って働いたごほうびに贅沢がしたいなど、好きなことに使うのももちろん良いことです。しかし、まずは基本的な生活費のやりくりを頑張ってみましょう。

さて、やりくりと言うと「節約」が思い浮かぶものですが、食費などの変動費からいきなり削るのはなかなか大変です。そこで、以下のような点を工夫しましょう。

・住居費など固定費はなるべく抑える

まず、住居費や通信費、保険料など、毎月一定の支出である固定費を抑えましょう。特に、住居費は家計の中でも大きな割合を占めますので、あまり高すぎると家計を圧迫する要因となります。収入の3割、できれば2.5割に抑えましょう。

・普段は自炊を心がけよう

固定費を抑えられたら、次に考えたいのは食費です。社会人になると、学生の頃より外食が増え、仕事の付き合いで飲み会へ行くこともあるはず。収入に対して食費が高すぎ、やりくりに苦労することがあるかもしれません。食費を抑えるには、できるだけ自炊を心がけるのが最も効果的です。一人暮らしの場合は食材を余らせてしまわないよう、カット野菜やお惣菜などもうまく活用しましょう。夕飯のおかずを多めに作って翌日の弁当にする、ランチには水筒を持参するなど、ちょっとした工夫で食費は節約することができます。

・1か月の支出を把握する

初任給をもらって1ヶ月生活してみると、何にいくらかかるのか把握せずにやりくりするのは難しいと感じるのではないでしょうか。レシートを取っておく、家計簿アプリを利用するなどしてお金の流れを確認する習慣を身につけましょう。

○新社会人が考えたい資産形成とは

社会人になったら、まずは仕事に慣れて生活の基盤を作ることが大切。一方で、今のやりくりをするだけでなく、将来のための貯蓄や運用も考えていきたいところです。

・老後資金について考える

学生から社会人になったばかりで、老後のことを考えようと言われてもピンと来ないかもしれません。しかし、老後資金は少しでも早く準備しておいたほうが負担は断然軽くなります。節税効果に優れ、効率的に老後資金を用意する手立てとして、「確定拠出年金」という方法があります。勤め先の企業が導入していることもありますし、自分で金融機関に申し込めば個人型に加入することもできます。まずは少額からでも構いません。老後までの時間の長さを味方に付け、確定拠出年金で運用してみましょう。

・毎月一定額を貯蓄しよう

老後はまだ先の話でも、20代で結婚や住宅購入をするかもしれません。そうしたライフイベントに備え、しっかり貯蓄をしておきたいところです。勤め先の社内預金制度や財形貯蓄制度を利用し、それらがない時は、自動積立定期預金などで毎月一定額を貯めていきましょう。「余ったら貯蓄」ではお金は貯まりません。天引きの強制力を活用し、貯蓄していくのが賢明です。

・投資を始めるならNISA口座を開設しよう

「投資」と聞くと、自分にはまだ早いと感じる人が多いでしょう。しかし、若いうちから投資経験があることは、いずれ本格的に運用しようとなった時、必ず有利に働きます。NISA(少額投資非課税制度)を利用すれば、年間投資金額120万円までは、株式や投資信託などで得られた利益にかかる税金を非課税にすることができます。NISA口座を開設し、資産形成の第一歩を踏み出してみましょう。

新社会人のうちからお金の知識を身に付けていれば、何も知らないままでいるより将来の選択肢は広がっていくことでしょう。ただし、知っているだけではなく、実際に行動に移すことが何より重要です。ぜひ、人生を豊かにするお金の使い方を実践してみてください。

筆者プロフィール:武藤貴子

ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント

会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中。FP Cafe登録FP。