太平洋のウェーク島で発射される米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」。米国防総省提供(2015年11月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】韓国大統領府は7日、同国に配備された米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」について、文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)大統領が命じた環境影響評価が終了するまで、追加の配備を一時中断すると発表した。

 韓国は昨年、朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)前大統領の下、核開発を進める北朝鮮の脅威に対抗するための措置としてTHAADの配備に合意。これに対し、中国政府は自国の軍事力を阻害するものとして配備に強く反対してきた。

 THAADをめぐっては、すでに2基の発射台が同国南部・慶尚北(North Gyeongsang)道の星州(Seongju)郡に配備されている。付近では、このシステムで使用される発射台が環境被害を及ぼす可能性があるとして、地元の住民数百人が激しい抗議活動を行ってきた。

 韓国大統領府の高官は報道陣に対し、すでに配備されている2基の発射台については「撤去の必要はない」としたが、「追加の配備は環境影響評価の終了後に実施されるべき」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News