過激な減量をしている人はクサい? 間違ったダイエットをしていると、体からダイエット臭という臭いニオイが発生。その原因と解決法を紹介します。

見逃さないで! ダイエット臭は、体からの危険信号

胃腸の調子が悪いと口臭につながるように、間違ったダイエットで体の調子が悪くなるとダイエット臭がするのを知っていますか? 甘酸っぱい臭いで、ケトン臭とも呼ばれています。食事を極端に制限する“食べないダイエット”を続けると、脂肪酸はニオイの強い「ケトン体」を生成します。この成分は、肝臓で合成される物質で、糖が不足した状態になると生成されエネルギーとして使われます。このニオイは、運動をせず食事制限だけでダイエットを続けている場合に生じやすいもの。はじめは口臭として発生し、次に汗、最期には尿にニオイが現れます。

そのままダイエットを続けると、基礎代謝が低下し、血流も悪化。さらに代謝が悪くなり、ニオイが強くなるという悪循環に陥ります。困るのは、自分ではダイエット臭に気づきにくいこと。ニオイはずっと嗅いでいると麻痺してしまうので、知らないうちに周りの人が不快に感じている場合も考えられます。ダイエット臭がするということは、「普通ではない」という体からの危険信号。そのままダイエットを続けると、「拒食症・過食症」、「疲労感」、「生理不順」、「めまい」、「うつ」などをもたらす場合もあります。

体が健康な場合、ダイエットをやめればニオイも解消します。でも、長期的に無理なダイエットを続けて体に不調をきたしている場合は、ダイエットをやめて体が健康になっても、ダイエット臭だけがずっと残ることもあります。

有酸素運動とアルカリ性の食事でダイエット臭の予防と改善が

予防のためには、普段から自分のニオイを知っておくこと。少しでも違ったニオイがしたら、すぐ気付けるようにするためです。また、ダイエット法を見直すことも必須。過度な食事制限のダイエットは体に負担がかかります。ジョギング、ランニング、ウォーキング、水泳など有酸素運動を取り入れるダイエットに切り替えましょう。有酸素運動は、基礎代謝をアップさせるだけでなく、良質な汗をかくことができるので、老廃物など悪臭の原因を排出できるという利点もあります。運動する時間がないという人は、駅まで歩く道のりを少し遠回りしたり、エレベーターより階段を選ぶなどして、体を動かす機会を増やしましょう。

また、食事でもダイエット臭を予防することができます。体は酸性に近づくほどに、ダイエット臭が出やすくなります。酸性の食べ物というのは、肉や加工品、砂糖、白米やパン、麺類などです。これらの食品には酸性を示すミネラルが多く含まれ、摂りすぎると体が酸性に傾くので摂りすぎに注意したい食品。反対に、果物、海藻類、緑黄色野菜、大豆といったアルカリ性の食べ物は、ダイエット臭の予防や改善だけでなく、病気に対する免疫力もアップします。ダイエット臭予防のためだけでなく、健康のためにも積極的にアルカリ性食品を摂りましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと