【マジで写真満載】Jin-Machine・えんそく・NoGoD3マンライブ「ノーエンジン」特濃レポート【動画あり】

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5月17日東京・高田馬場CLUB PHASEにてNoGoD・えんそく・Jin-Machineの3マンライブ「ノーエンジン」が開催された。

【V系】次の金爆は誰だ? 個性派3バンド(NoGoD、えんそく、Jin-Machine)のボーカルが語る本音座談会・前編

団長いわく”遅咲き”フェスとのことで、気心知れた同期が集まるイベントゆえにステージもフロアも終始アットホームな雰囲気に包まれた夜となった。

まずはNoGoD・団長、えんそく・ぶう、Jin-Machine・featuring16が登場し、「俺達がノー!エン!ジン!だー!」と勢い良く挨拶。

前日にも新宿・ロフトプラスワンにてトークイベントを行ったというフロントマン3人が、前説よろしく掛け合いトークで会場をあたためた。

えんそく

Jin-Machine・featuring16の「それでは『ノーエンジン』スタート! トップバッターはえんそくです!」という声にあわせてSEが流れる中メンバーがぞろぞろと登場。

「1バンド目は10月13日に赤坂BLITZを控えて、皆に来てほしいえんそくだ!」冒頭からワンマンライブの宣伝に余念がないぶう。

1曲目の『とってもマッケンロー』からアクセル全開だ。この曲のイントロにメンバーが整列してバイクのアクセルをまわすパフォーマンスがあるのだが、そこに閣下と団長がしれっと参加。

恒例のミド(B)の「世界で一番バカバカしい(開放弦でひたすら弾く)」ベースソロタイムになると、Jin-Machineのブッシュドノエル・水月・アリッサ(B)がステージに登場。

何故かベースソロ中のミドをチェキカメラで無言で撮影し、最終的にミドから「弾きなさいよ!」とベースを譲り渡され、自分もベースソロを披露する始末。


水月が家庭の事情で7月に脱退してしまうこともあり、「みっちゃん(水月)、今日は思い出いっぱい作ろうよ!」とぶう。なお、その模様もチェキで撮影されたようだ。

「もっともっと楽しくなっちゃおうぜ!」と『イン・ザ・マリオワールド』へ。

学生時代のこうるさい”合唱リーダー”への想いをテーマにした『合唱リーダー深沢』の前に、曲中に出てくる”合唱部の歌唱”を指南するぶう。最初はまばらなフロアの声に対して「皆が揃わないとえんそく終わらないよ?」と”合唱リーダー”ぶりを発揮する。

続いて”Wow Wow Wow Wow””Yeah Yeah Yeah Yeah”というコーラスを筆頭に90年代〜00年初頭のオマージュが盛り込まれた『屠殺屋マン4号』で更にボルテージをあげていく。

「早いもんでもう半分なんだよ。あっという間だね」というぶうに「えー」というフロア。
そこに対して「今日は後にもきっと面白いことが待ち構えている、いいじゃないですか味見気分で」とカッコよく返すも「続きはそれぞれのワンマンで…10月13日に赤坂BLITZ……」そしてクラオカ(G)、Joe(G)、ミドも畳み掛けるように「10月13日に赤坂BLITZ?」と繰り返す。やはり宣伝に余念がない。

「NoGoDにもJin-Machineにもいつもどこか先を行かれてるような気がして、悔しい想いがあったけど、一度は『やべー今えんそくだぜ!』という時代が来てほしい。面白いことはJin-Machineにまかせて(速弾きの動作)はNoGoDにまかせて、音楽なんて聴かなくていいから! 脳みそのリミッターカットしてアッパラパーになって! ラストスパート!」

と、暴れろといわんばかりのアッパーチューン『ツンドラの暴君』、『少女怪獣バンギャルラ』と連続して叩き込む。ヘドバンを煽るぶうとクラオカを筆頭にやたらと動き、やたらと弾く楽器隊。フロアではタオルがまわるゴキゲンな『キャトル』、そして最後の最後は『最後のえんそく』で締めくくられた。

NoGoD

唸るギター、怒涛のドラム、そして幕が開くと団長(Vo)が高らかに叫ぶ「布教活動、始めましょうか!」。拳で応えるフロアの信者(NoGoDのファンの総称)たち。

「飛ばしていこうぜ!イイコも信者も平民もひとつになれるよな!」と『最高の世界』でスタートダッシュを決めた。K(Dr)と華凛(B)の盤石のリズム隊、Shinno(G)とKyrie(G)の卓越したギター、そこに団長のハイトーンボイスが乗っていく、これぞNoGDだ。

フロアの四方八方に手拍子を求め、『万黒深層大サァカス』へ。「さぁさぁギターを弾いちゃって!」とShinnoとKyrieの高速ギターソロが展開され、「知ってる人も知らない人も!」と手拍子とコーラスを先導する団長。このバンド、フロアをノセるのが本当に上手いのだ。


「夢の3マンだぜ? 05年からシコシコ活動をはじめて、いろんな後輩に“ブゥン!(カーレースで追い抜かれるような動き)”と追い抜いかれても、今年めでたく12年をむかえた素敵な3バンド『ノーエンジン』に楽しくない要素なんてひとつもないでしょう!」という団長の言葉にフロアからは喝采が起こる。

「ぶうがさっきさ、“音楽なんて聴かなくていいから”って言ってたけどあれは照れ隠しだからね? えんそくもJin-Machineもそうだけど、なんで未だにつるんでるからというと、あいつらがいい音楽をやってるからですよ! そこに関してはNoGoDも負けるわけにはいけません! あの2バンドとは違う素敵な音楽を皆さんと共有したいと思います!」と宣言すると、さらに大喝采で迎えられた。


そして「4年ぶりのニューシングルを…」と団長が紹介したところ、「それは盛りすぎじゃね?」とKyrie。「本当は3年7ヶ月ぶりだけど細かいことは気にするな!」というやり取りを経て、渾身の最新作『Missing』を披露。先程までのコミカルな雰囲気を一掃し、ダークかつ壮大な世界観へ誘われる。「さあ東京、落ちていこうぜ!」とヘヴィチューン『PAIN』へ。


「さすがだぜ! お前ら音楽の楽しみ方わかってるな! その調子でもっと声聞かせてくれるか?」と『机上の空論』を力強く奏で上げた。

MCでJin-Machineの水月の脱退に触れる団長。「水月のためにも、思いっきりここから先盛り上げていきたいと思います。……この3バンド、湿っぽいことが苦手です。なのにちょっとぶうがMCで湿っぽくなったのはどうかと思いました!」とツッコミを入れて湿っぽい空気を払拭する。


そして

「この3バンドは本当の意味でヴィジュアル系。心意気がエンターテイメントなのは、この3バンドとTRiCKY(※この日は出演していないが、彼も同期である)だと思います。

たしかに俺たちはヴィジュアル系の真ん中にはいない、緑のパンチパーマ(えんそく・ミド)がいる時点でしていない。だけど、こんな3バンドだからこそ平日でもこんなに熱量を持ったお客さんが来てくれた、一緒に証明してくれるか?そんなお前たちを肯定しよう!」

という団長の言葉から始まった『不完全肯定論』では言葉にこたえるようなフロアの熱気が印象的だった。

後半戦は「水月を笑顔で送り出そう!」と笑顔で『BANZAI!!』、3バンドのタオルが色鮮やかに舞っていた『鐘を鳴らせ』、ラストは『桃源郷へようこそ』で大いに盛り上がった。

Jin-Machine


トリを飾るのはこのイベントの“言い出しっぺ”であるJin-Machine。

SEにあわせてブッシュドノエル・水月・アリッサ、ルーベラ・木村・カエレ(ドラミ ※Dr)、マジョリカ・マジョルカ・マジカルひもり(ギタ―――(゚∀゚)―――!! ※ギター)、あっつtheデストロイ(破壊 ※Vo) 、featuring16(MC ※Vo)が順番に登場。


「み〜んな〜、元気〜? ここから先は信者もイイコも平民も、み〜んなヴィジュアル系だよ〜!」と教育番組のお兄さんよろしくおおげさなセリフのfeaturing16と、おおげさなポーズをとるあっつ。

口元を手で抑えたりする“ヴィジュアル系にありがちなポーズ”を体操風にした『ぼくらはみんなヴィジュアル系』からスタート。

『ようこそJAPAN』、“新曲です、聴いてください”とイントロを繰り返すだけの、その名も『新曲です、聴いてください』など、“コミックプログレッシヴロック”を掲げるようになってからさらに幅が広がった“Jin-Machineらしさ”あふれる曲たちを繰り出していく。

featuring16が「軽はずみに言いだしたイベントが、まさかこんなにたくさんのお客さんに来てもらえるなんて、そしてトリを務めさせてもらってーー」と“いい話”をしそうになった瞬間、ステージに特攻服を纏った総長(水月)が「何俺たちのシマを荒らしてんだコラァ!」と登場し空気をぶち壊す。

「最強の先輩と前総長を連れてきたからよぉ!」とJin-Machineのライブでおなじみマグロのぬいぐるみを抱えた団長と反社会的なジャージ(※by featuring16)を着用したぶうもやってくる始末。

「俺らはよォ! 喧嘩は嫌いだから音楽で勝負だ! 気合入れろ!」と総長(水月)がボーカルをとる『チャンプロード』を披露。ときにマグロを振りまわし、ときに他のJin-Machineメンバーに絡みまくるぶうと団長により一気にカオスな状態に。ひとしきり暴れまわった3人がステージからはけると「ひでえ先輩だな」とfeaturing16がポツリ。

そして水月がステージにいないため、ベースが弾ける人がいないということで、あっつがNoGoD・華凛を連れてくると『BLUE MOUNTAIN』へ。この曲はひもりがボーカルをとるムーディーなナンバーなのだが、間奏にて恒例のfeaturing16のトランペットを吹くくだりがなんともはやな出来で、この日もっとも演奏技術の高低差があったと思われる。

そしてようやく水月がステージに戻り通常編成に。featuring16が

「このイベントをやってみた感想は、2バンドともちゃんと音楽してるなと思いました。俺らはどんどんわけわかんない方向に進んでるけど、こうやって『チャンプロード』(みたいな曲を一緒に)やれるのは信頼関係があるのかな」

と語り、

「バンドのメンバー以外の信頼できる仲間ができたことも素晴らしい。変な一体感がある。あんまり馴れ合うのも良くないけど、もっと大きい規模で出来たらいいなと思いました」

と続けると、フロアからは大きな拍手で迎えられた。

「今日にピッタリの曲だな、我々も真面目に演奏してもいいですか!」と今の時代にロックをやるジレンマをテーマにした『ロックミュージックシンドローム』を披露。


後半戦は『†夏☆大好き!ヴィジュアル系†』、『さよなら†黒歴史』、『スーパーハッピー』とテンション高めに駆け抜けた。ラストを締めくくる恒例の「Jin-Machineのポーズ」で、NoGoDの団長&華凛と、えんそくのぶう&Joeを呼び込むと「俺たちマグロ投げたくてしょうがねえんだよ〜」と団長。


時刻はすでに22時を回っているということもあり、featuring16「ちゃちゃっとやって帰りましょう!」とアンコールとして演奏されたのはもちろん『マグロに賭けた男たち』。マグロが飛び交うピースフルな空間で大盛り上がり、めでたく大団円を迎えたのであった。

3バンドのフロントマンは『ウレぴあ総研』で鼎談も行ったことがあるが、3バンドのみの共演は実は初めてのこと。それぞれのバンドが互いをリスペクトし、自身の武器を全力でぶつけ合った濃い時間だったように思う。

この日、団長がNoGoDのステージにて「この3バンドは本当の意味で“ヴィジュアル系バンド”」と語ったように、10年以上に渡って自分たちにしかできない表現を貫いてきた3バンドならではのパフォーマンスを堪能できた。

団長のいうとおり、このちょっと変わった遅咲きバンドたちがシーンの「台風の目」になる日がくるのもそう遠くないのかもしれない。

セットリスト

えんそく

1.とってもマッケンロー
2.イン・ザ・マリオワールド
3.合唱リーダー深沢
4.屠殺屋マン4号
5.ツンドラの暴君
6.少女怪獣バンギャルラ
7.キャトル
8.最後のえんそく

NoGoD

1.最高の世界
2.万黒深層大サァカス
3.Missing
4.PAIN
5.机上の空論
6.不完全肯定論
7.BANZAI!!
8.鐘を鳴らせ
9.桃源郷へようこそ

Jin-Machine

1.僕らはみんなヴィジュアル系
2.ようこそJAPAN
3.新曲です、聴いてください
4.チャンプロード (ぶう先輩、団長総長乱入Ver)
5.BLUE MOUNTAIN (華凛さんHelpしてくれたver)
6.ロックミュージックシンドローム
7.†夏☆大好き!ヴィジュアル系†
8.さよなら†黒歴史
9.スーパーハッピー
10.がんばれ!桜、アディオス
アンコール.マグロに賭けた男たち