中国製造業が著しく成長している。白物家電やスマートフォンなど、世界市場で大きなシェアを獲得する中国メーカーの存在は珍しいものではなくなった。中国国内では「韓国製造業の背中はすでに捉えた」、「日本の製造業に追いつくのも時間の問題」といった声が聞かれるようになっている。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国製造業が著しく成長している。白物家電やスマートフォンなど、世界市場で大きなシェアを獲得する中国メーカーの存在は珍しいものではなくなった。中国国内では「韓国製造業の背中はすでに捉えた」、「日本の製造業に追いつくのも時間の問題」といった声が聞かれるようになっている。

 香港メディアの鳳凰網は7日、半導体、造船、鉄鋼など、かつての日本経済を支えた産業が衰退傾向にあると伝えつつ、「それでもまだ中国製造業にとって日本は追いつけない存在」であるかを考察する記事を掲載した。

 記事は、中国製造業の競争力が向上している分野において、日本企業は稼ぐことができなくなっていると伝え、製紙業や鉄鋼業、電子機器では日本企業が韓国や中国の企業にシェアを奪われていると指摘。さらに、特筆すべきは「日本から近年、高い競争力を持つメーカーが生まれていない」ということだと指摘し、中国では様々な分野で創業から数年で大手に成長するメーカーが相次いで誕生していることと対照的だと論じた。

 一方、日本企業が今なお大きな利益を得ている分野は、まさに中国企業の競争力が不足している分野であるとし、たとえば機械や化学、製薬、ロボットといった分野は日本企業が高い競争力を確保していて、中国企業が日本企業に太刀打ちできない分野だと指摘した。

 また、中国製造業が生み出す付加価値の額は年々増加しているとしながらも、中国が日本に圧倒的な差をつけられているのは、日本の基幹産業の1つである自動車であることを指摘。自動車には鉄鋼やプラスチック、電子機器、ガラスといった様々な製品が使用されており、日本の製造業全体を支える存在になっていることを紹介ているが、同分野においては利益の点でもシェアの点でも中国企業は日本企業の「背中すら見えない」状況であると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)