HomePod(Appleの発表資料より)

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 アップルは6日、革新的なスマートスピーカー「HomePod」を発表した。「HomePod」は空間認識を用いて自らの室内の位置を感知、自動的に音を調整できる。さらにはApple Musicに最適にデザインされているため、ユーザーの音楽の好みを熟知したうえに、それに応じた新しい音楽も紹介可能だ。

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 特長としては、深くてクリーンな低音を提供するウーファー、7個のビームフォーミングツイーターのカスタムアレイを備え、ピュアな高周波音響でありながら方向性コントロールも共に実現するなど音源の豊かさを忠実に再現している。部屋の隅に置いたり、机の上に置いたりすることで瞬時に自身の位置を把握、設置場所の状況に応じて数秒で最適化できる。アップルとしては、Siriを搭載した音声対応スピーカーであることはもちろんのこと本格的な音楽用であることも強調している。

 販売は12月からオーストラリア、英国、米国でスタートする。まずは英語圏をターゲットに市場への浸透を目指す。それ以外の国での販売は18年以降対応予定。音声アシストが欠かせないだけに、言語の理解や翻訳という点で日本語への対応はもう少し時間がかかりそうだ。カラーはホワイトとスペースグレーの2色を用意。価格は米国では349ドルと発表されている。

 アップルはこの分野では後発である。既にアマゾンは「Amazon Echo」で先行している。グーグルも「Google Home」としてスマートスピーカーを日本で販売予定であることから、この分野は熱い盛り上がりを見せている。

 特に「Amazon Echo」は人口知能に重きを置いて、会話をすればするほど自分の声の特徴を覚えてくれるため、対応がより正確にスピーディーへと進化していく。アマゾンとしては未来のUIは「タッチ」から「音声」への時代を確信していることから、今後のプロダクトも音声重視のものに注力していくようである。

 ところが、この「Amazon Echo」も日本語は非対応のままである。今年中という話もあったものの、日本語への対応は依然長引いている。現在は英語以外ではドイツ語も対応しているため、いずれ日本語化に対応していくものとは期待されている。

 英語圏での「Amazon Echo」の普及度、実績を考えれば、今後は一家に一台スマートスピーカーという時代がやってくるかもしれない。日本人はシャイな性格から、外部での音声入力は不向きと言われているが、くつろいだ室内では果たして普及するのだろうか。今後もこの分野は目が離せない。