北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は6日、6.15共同宣言と10.4宣言を履行すべきと主張する署名入りの論説を掲載した。同日、朝鮮中央通信が報じた。

同通信が配信した記事の日本語版では割愛されているが、論説は、「保守一味が断絶させたいくつかの人道支援や民間交流を許容したとしても北南関係が改善されると見られない」と指摘した。

文在寅政権は、北朝鮮との交流拡大を後押しする方針を表明している。先月26日には政権発足後、はじめて人道支援を目的とした民間団体の訪朝を承認していた。これに対し、北朝鮮側は国連安保理で対北朝鮮制裁が決議されたことや、これに対する韓国政府の態度を問題視して入国を拒否する方針を示している。

論説は、「北南関係破局の根源を解消し、平和と統一の広い道を開くための根本方途は6・15共同宣言と10・4宣言の尊重と履行にある」と強調した。

また、「両北南宣言を尊重し、一貫して履行するところに、民族に迫ってきた難局を打開して祖国統一偉業を進められる唯一の活路がある」と主張した。

さらに、「言葉だけで北南関係の改善をうんぬんして北南宣言の履行に顔を背け、ほかのことを追求するのは、本当に統一を願う行動だと言えない」しながら「両北南宣言を無視し、その履行に対して優柔不断な態度を取るなら、民心の支持を受けることができず、全同胞の呪いと糾弾を免れられない」と警告した。