客室の360度映像で商品紹介!イマイチ貸別荘を自社製品でリノベしたホームセンターの技ありキャンペーン

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欧米では富裕層が投資用物件を旅行客に貸し出す「バケーションレンタル」の文化が根付いています。物件にネットで低評価レビューがつくと、人気ガタオチなのが家主共通の悩みだとか。そこに目をつけたホームセンターのデジタルキャンペーンをご紹介します。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日に更新です。

●キャンペーン概要

 時期:2017年
 国名:イタリア
 企業/ブランド:Leroy Merlin
 業種:小売

■ホームセンターがしかけた巧みなコラボ戦術

 工具や木材などのDIY用品を始め、家具やインテリア雑貨が揃うイタリアのホームセンター「Leroy Merlin」が、バケーションレンタル大手の「HomeAway」とコラボしてユニークなプロモーションを実施しました。

 「HomeAway」で空き部屋を旅行者に貸して収入を得る人々のことをホストと言いますが、そんなホストが最も避けたいのは、評価の低いレビューを書かれること。「リビングのセンスが悪かった。」「テラスが汚かった。」などマイナスの口コミを書かれると、予約が一気に減ってしまいます。

 そんなホストの悩みに着目した「Leroy Merlin」は、自社の製品を使って彼らの家を改装することを提案。簡単なDIYで“家がいかに綺麗でお洒落になるか”を実証しました。

 例えば壁のペンキを塗り替えて、モダンな絵を掛けたり、テラスにはウッドデッキ調のタイルを敷いて、スタイリッシュなテーブルやソファをセット。

 あっという間に見違えるようにお洒落な空間が出来上がりました。

 同社はこれらの部屋をホームページで紹介。自社の家具やDIYグッズで生まれ変わった部屋の様子を360°映像で見られるようにし、家具やインテリアのオンライン購入へと繋げました。

 また「HomeAway」のサイトでは、対象物件の紹介ページに「Leroy Merlin」のロゴパネルが入った写真を掲載。このロゴが『お洒落で綺麗な物件』の目印の役割を果たすようになりました。

 本施策の結果、開始から4週間で「Leroy Merlin」のオンラインショップ来訪者数は7.5%上昇。約30万人が「HomeAway」の対象物件のページを訪れ、予約率は70%も向上しました。

 またSNSでも大きな話題となり、4,400万のメディアインプレッション、300万ものインタラクションを獲得。巧みなアイデアで双方にとって有益なコラボを実現した、ホームセンターとバケーションレンタルのデジタルキャンペーンでした。

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 記事転載元:AdGang

山田 健介(株式会社PR TIMES)[著]