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グーグルの元幹部で「Androidの父」とも呼ばれたアンディ・ルービン氏は2017年5月30日(現地時間)、Essential社から新型スマホ『Essential Phone』を発表しました。価格はスマホ本体が699ドル(約7万7000円)、360度カメラ付きのセットが749ドル(約8万3000円)。現在公式ホームページでは米国向け限定での予約を受け付けており、出荷時期は発表されていません。

この『Essential Phone』ですが、ベゼルレスデザインを採用していること、現時点で最高レベルのスペックが投入されていること、周辺機器の展開があることなど、サムスンの新型スマホ『Galaxy S8』と多くの共通点があるようです。この記事では、これら2017年を代表することになるであろう2機種の仕上がりを比較しながら見ていきましょう。

どちらも新世代スマホらしい大きな画面が印象的




▲『Essential Phone』のフロントビュー。ほぼ画面のみと言わんばかりのベゼルレスデザイン。

『Essential Phone』と『Galaxy S8』はどちらも物理ホームボタンを搭載せず、ディスプレイが上下左右いっぱいまで広がった「ベゼルレスデザイン」を採用。『Essential Phone』は縦横比が19:10の5.71インチディスプレイ、『Galaxy S8』は縦横比が18.5:9の5.8インチ縦長ディスプレイを搭載しています。

細かく見ると『Essential Phone』は前面カメラの左右にまでディスプレイが達し、ベゼルレスを最大限に活かしたデザインに。一方『Galaxy S8』は曲面ディスプレイを搭載し、情報を表示できる領域が本体側面にまで到達しています。両スマホとも、「ついにここまでのベゼルレス化を達成したか」と感嘆させられる最先端デザインです。

数字上のスペックはほぼ互角。防水・防塵性能に差が




▲スマホ進化の主戦場はカメラ性能から他の要素へと移り変わるのか?

両スマホとも最新プロセッサ「Snapdragon 835」を搭載し、RAMは4GBでストレージは128GB(『Galaxy S8は64GB)、背面カメラは1300万画素(『Galaxy S8は1220万画素』)および前面カメラ800万画素。そしてバッテリー容量は3000mAhオーバーと、基本的なカタログスペックはだいたい一致しています。ただし『Galaxy S8』のみが防水・防塵に対応しているので、利用シーンの幅広さではこちらに軍配が上がるかもしれません。

現時点で周辺機器の充実度は『Galaxy S8』有利か?




▲磁気コネクタで周辺機器を脱着できる『Essential Phone』。

『Essential Phone』は本体背面に磁気コネクタを採用。今のところ対応アクセサリとして「360度カメラ」が発表されています。前モデルに引き続き周辺機器が充実している『Galaxy S8』でも新『Galaxy Gear 360』が利用でき、360度カメラ対決は互角と言ったところ。しかしGalaxyシリーズにはVRヘッドセット『Gear VR』に挿入することで、リッチなVRコンテンツが楽しめるというアドバンテージがあります。VRヘッドセットをどこまで魅力的と感じるかは人によってまちまちかと思いますが、個人的には『Gear VR』が気になりますね……。

ベンチャー発とは思えない完成度の『Essential Phone』に期待





このようにベンチャー発のスマホとしては性能も完成度も文句なしの『Essential Phone』ですが、細かく見ると『Galaxy S8』が勝っている点もチラホラ。さすが、世界ナンバーワンのAndroidスマホであり続けてきただけのことはあります。

『Essential Phone』がいつ頃日本市場に登場するのかはまだわかりませんが、磁気コネクタを利用する周辺機器を含めた、今後の発展に期待したいですね。

文/塚本直樹

関連サイト



『Essential Phone』製品情報ページ(英語)

『Galaxy S8/S8+』製品情報ページ