5日、参考消息網は、米国ではアジア系住民が依然として各種の差別を受けているとするボイス・オブ・アメリカの5月31日付報道を伝えた。写真はサンフランシスコのチャイナタウン。

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2017年6月5日、参考消息網は、米国ではアジア系住民が依然として各種の差別を受けているとするボイス・オブ・アメリカの5月31日付報道を伝えた。

カリフォルニア大学ヘイスティングス法科大学院の教授で、長きにわたり米国における権利の平等のために発言してきた呉華揚(ウー・ホアヤン)氏は「米国におけるアジア系住民の環境は大きく変化しているが、表面的な美しさと礼儀の内部では依然としてさまざまな差別を受けている。成功すればするほど反発が強くなる。占領されてしまうと思うからだ」と語っている。

呉氏によると、米国の一部大学におけるアジア系学生の募集制限にも差別の一端が垣間見える。また、米国の大学では中国系をはじめとするアジア系のハイクラスな教授が多い一方で、リーダー的な職務を任される人の数が減っているという。

さらに、学業や仕事の面のみならず、生活においても差別が存在するようだ。呉氏は「サンフランシスコの街を歩いていたら、通りかかった自動車の窓が開いて『中国野郎』『元の場所に帰れ』と叫ばれた。毎日、毎週ではないが、毎月1回は遭遇している」と語った。

呉氏はまた、今のアジア系住民に対する差別の背景は、1882年の「中国人排斥法」制定前と似ている部分があると指摘。「中国人は仕事で努力をし過ぎ、白人労働者を追いやる恐れがある。これは不公平な競争だ。だから彼らを排除すべきだと考える。つまり、彼らの論点はアジア人が劣っているのではなく、優秀すぎるという点にあるのだ」と説明している。(翻訳・編集/川尻)