(写真=イ・ソユルInstagramより)

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韓国で今、一人の“脱北美女”が一躍脚光を浴びている。

4日に放送された某バラエティ番組で北朝鮮の料理をテキパキ作り、男性視聴者のハートを鷲掴みにした彼女の名前は、イ・ソユルだ。

1988年生まれの29歳で、咸鏡北道・会寧市出身。19歳だった2007年に脱北し、2010年に韓国に入国したという。

自分は運がよかったほう

他の脱北者と同じく、彼女の脱北ストーリーもまた波乱万丈だ。

死を覚悟で北朝鮮から中国へ渡たるも、中国人ブローカーに脱北費用を半分しか払えず、気づいたときには中国の家に売られていた。

その家の主人は酔っ払うと暴力を振るった上にレイプも試みたため、彼女はその家から逃げ出すしかなかったという。

中国を離れてタイにたどり着いてからは、3ヶ月間移民局収容所で生活することに。一人分のスペースがたった20cmしかない収容所生活は、さすがに辛かったそうだ。

紆余曲折の末に韓国に定着したあと、彼女は持ち前の美貌を活かしていろんなテレビ番組に出演する。

前述した脱北体験を語りながら「他の脱北者に比べれば自分は運がよかったほうだ」と笑ってみせるほど、ポジティブな性格を披露した。

CEO兼モデル、BJとして活躍

ただ、彼女の魅力はそれだけではない。

身長163cmに体重43kgというスリムな体型にも関わらず胸の発育は著しく、世の女性が憧れる“ベーグル女(ベビーフェイス+グラマラス)”。

それに、歌の才能も持っており、北朝鮮にいた頃は音楽大学の入学が決まっていたが、家計が苦しかったため進学を諦めたらしい。

そんな彼女は今、レディース用のワンピース専門ショッピングモールを起業し、CEO兼モデルとして活躍中。ワンピース専門というニッチな分野を開拓してうまく定着させたところを見ると、経営者としてもなかなかの手腕だ。

また、韓国版ニコ生「アフリカTV」では北朝鮮と韓国での生活を語る“脱北BJ(ブロードキャスト・ジョッキー)”として活動している。

彼女の話を少し紹介しよう。

「子供の頃は食べ物がなくて、木の削りカスで作ったお餅や、小麦粉をふりかけた雑草を食べたりしていました」

「韓国ドラマを見て、韓国の男はみんなイケメンでロマンチックな人だと思っていたけど、来てみたら現実は違ったかな…。でも韓国の男は基本的におしゃれですよね」

ここ数年、脱北した若者が社会で活躍するようになった韓国。イ・ソユルをはじめ彼ら脱北者の存在が、韓国に蔓延する脱北者への偏見を薄れていければ良いのだが。

(参考記事:もっと北朝鮮を知ろう!! 韓国版ニコ生で「脱北BJ」たちがが大活躍中

(文=S-KOREA編集部)