急速に台頭する中国のインターネット産業はその圧倒的な勢いと持続的な革新で世界の視線を集めている。資料写真。

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急速に台頭する中国のインターネット産業はその圧倒的な勢いと持続的な革新で世界の視線を集めている。オンラインエンターテイメントやモバイル決済、交通ツールのシェアリングを始めとする一連の見所が次々と登場し、中国は世界インターネット業界の「研究モデル」になった。このほど発表された国際インターネット業界の権威ある分析報告書と一連の海外メディアの評価は、中国インターネット産業の「新たなエネルギー」への驚嘆を示した。人々は中国というこの「モデル」から、インターネット技術の発展により創られる「未来の生活」を目にしているようだ。中国日報網が伝えた。

米ウォール・ストリートの有名アナリストで老舗ファンドKPCBのパートナー、「インターネットの女王」と呼ばれるメアリー・ミーカー氏は現地時間5月31日のCode Conference 2017で、2017年度の「インターネット・トレンド・レポート」を発表した。ミーカー氏はこのインターネット業界で注目を集める権威ある年間報告書の中で、中国のインターネット発展状況の分析に章を設け、「中国のマクロ経済が安定的に前進する流れを受け、中国のネットユーザーが着実に増加しており、革新駆動が拡大している。オンラインエンターテイメントや交通ツールのシェアリング、モバイル決済、電子商取引、広告などの発展の勢いは驚異的だ」と指摘した。

ミーカー氏は、中国のインターネットはすでに「オンラインエンターテイメントや交通ツールのシェアリングの黄金時代」に入ったと表明。中国の2016年のモバイルネットワークユーザー数は、前年比12%増で7億人を突破し、2015年の11%という伸び率をやや上回った。中国のモバイルネットユーザーの、2016年のネット接続時間は1日平均で25億時間以上となった。伸び率は30%で、ネットユーザー数の伸び率を大きく上回った。

ミーカー氏は報告書の中で「中国は2016年に米国を抜き、世界最大のゲーム市場になった。交通ツールのシェアリングの分野で、中国は世界に先駆け最大規模のカー・自転車シェアリング市場になった。毎年の利用回数は100億を超え、世界市場におけるシェアは67%に達した。モバイル決済に関しては、中国の2016年の第3者モバイル決済規模は5兆ドル(1ドルは約110.4円)を突破した」と指摘した。

また電子商取引(EC)、オンライン広告の革新と成長も同じく注目されている。ミーカー氏は報告書の中で「中国の2016年のB2C取引規模は6810億ドルを上回り、うち71%がモバイル端末。オンライン広告の売上は、前年比30%増の400億ドルに達した」とした。

業界の権威ある分析報告書の他に、一部の国際主流メディアも最近、中国のインターネット業界の発展における新たな流れに注目し続けている。ブルームバーグは中国のシェアリングエコノミーに注目する「中国はまさにシェアリングエコノミーの未来」と題した論評で、中国国内で流行中のシェア自転車、携帯充電器や傘のシェアといったモデルに言及し、「これらのベンチャー企業の動向がどうであれ、中国のシェアリングエコノミーモデルは他国よりも、よい未来を手にする可能性が高い」と論じた。

記事は「中国のシェアリングエコノミーの未来をこれほど楽観視できることには、3つの理由がある。まず中国の人口の特徴だ。ミレニアル世代はEC産業及びその後のシェアリングエコノミーの発展を促進した。中国の若者は、生活の体験をより重視する。次に、中国消費市場の変化だ。消費者は質の高い製品とサービスにより関心を持っている。最後に、最も重要な点だが、中国の消費者はモバイル決済など、革新を受け入れようとする点。中国の消費者らは現在、ショップなどでQRコードによる決済をすることに慣れている。このような時代の流れにより、傘をシェアリングすることですら、珍しいことではなくなった」と分析した。

フォーブス誌(電子版)もこのほど、中国のモバイル決済の流行に関する記事を掲載した。記事は、「今日の中国では現金をまったく携帯しなくても、携帯電話だけでスムーズな生活を楽しむことができる。中国人消費者の消費習慣には大きな変化が生じている。ITの発展により、朝食の購入や旅行といった一連の活動が、この上なくシンプルでスムーズになっている」としている。

そして、「中国のモバイル決済規模は爆発的な成長を遂げた。関連データによると、昨年の決済規模は1兆8500億ドルにのぼる。インターネット技術により、現金というモノは中国で本当に過去と化したかのようだ」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)