5日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の地方都市で自転車に乗っていた中学生が、軍の鉄条網に絡まり大けがを負う事故があった。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は韓国の軍施設にある鉄条網。

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2017年6月5日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の地方都市で、通学中の男子中学生が軍私設の鉄条網に絡まり大けがを負う事故があった。

事故は先月25日午前、韓国中部、世宗(セジョン)市にある軍施設近くの路上で発生した。市の依頼を受け地域の残飯回収を行っていた車の後部に、軍施設の塀の上に丸めて置いてあった鉄条網が引っ掛かったのだが、車の運転手はこれに気付かず数十メートル走行した。

ここに、通学途中だったA君(15)が自転車で通り掛かった。A君は車に引きずられ向かってきた鉄条網を避けられず体が絡まってしまい、腹部や足などに大けがを負い、臓器の一部も傷ついてしまった。すぐに近くの大学病院に運ばれ手術を受けたものの、追加の手術とリハビリが必要な状況という。

事故を起こした車の運営会社は「狭い道路で、運転手が鉄条網を収拾する間もなくこのようなことが起こってしまった」とし、「中学生の家族を数回訪ね謝罪し、保険処理などに必要なすべての措置を行う旨伝えた」と述べた。

登校中に事故に遭った気の毒な中学生のことが知られると、地域住民によるネット上での募金活動が始まった。募金活動を行う会員は「コメントで多くの方が参加の意思を明らかにしており、善意の寄付をしている」とし、「A君が早く回復し、以前のように家族と元気な姿で過ごしてもらいたいという気持ちで胸がいっぱいだ」と語った。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「早く良くなって」「鉄条網だなんて、どんなに痛かっただろう」「子どもたちは私たち皆の子だ。支援しよう」など、大けがを負った中学生を心配する声が多く寄せられた。

また、「軍の管理に問題があると思う」「こんなことがあっていいのか?軍隊が鉄条網を放置したせいで起きた事故だ。軍上層部の責任を問うべき」など軍の管理体制を批判する声や、「車の運転手は後方確認もしないのか?何か引っ掛かったら分かりそうなものなのに」と運転手への批判もあった。

この他「韓国では危なくて自転車に乗れない」「国が完治まで責任を取るべきだ」「兵役時代にまさにその鉄条網にやられたことがあったけど、本当に死ぬかと思った」といった意見もあった。(翻訳・編集/三田)