5日、中国軍部が主導して毎年秋に北京で開催してきた「中国版シャングリラ・ダイアローグ」とも呼ばれる多国間の安全保障対話「香山フォーラム」が今年、中止されることが分かった。写真は中国軍。

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2017年6月5日、米華字メディアの多維新聞によると、シンガポールでこのほど閉幕したアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)に中国が大物を送らなかったことが話題を呼ぶ中、中国軍部が主導して毎年秋に北京で開催してきた「中国版シャングリラ・ダイアローグ」とも呼ばれる多国間の安全保障対話「香山フォーラム」が今年中止されるという意外なニュースが飛び込んできた。

香港英字紙のサウスチャイナ・モーニング・ポストは3日、中国軍関係者の話として、アジア太平洋の安全保障と防衛問題を議論する北京主導のフォーラムが、国内外の圧力のために今年中止されると伝えた。

この関係者によると、中止の主な理由は、運営に関わる中国軍直属の研究機関「中国軍事科学院」が、習近平(シー・ジンピン)指導部が進める大規模な軍改革の対象になっていることによる「不確実性」のためだという。

別の消息筋は「中止の決定は3週間前に下された」とし、「9月に福建省アモイでBRICS首脳会議を控えているため、外交部関係者の手が回らない状況だ」としている。

また、北京を拠点に活動する元軍高官は「習主席が提唱する経済圏構想『一帯一路』への近隣諸国のさらなる支持を獲得するため、中国政府は今年、軍事的な役割を軽視すべきと考えているようだ」としている。(翻訳・編集/柳川)